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準備・計画

TOEICのパート4対策|パート3と同じやり方でOK

パート4はパート3と類似の形式となっており、やり方を知らなかったり、間違えていると大きく失点しがちなパートです。

案外知られていないので、ポイントを解説します。

 

この先、読み進めてパート4を伸ばせるのか

僕の自己ベストは950点です。
リスニング単体で満点をとった経験もあり、何をやればパート4で成果が出るかはわかっているつもりです。

 

パート4の内容

パート4の概要について軽く確認しましょう。

 

形式

長めの説明を聞いて正しい内容を選ぶ問題です(説明文問題)。
登場するのは話し手(スピーカー)のみ。

説明音声に続いて3つの質問文が流れます。

質問文 What does the speaker say about the repair?
(A) It is not required.
(B) It has been finished early.
(C) It will be inexpensive.
(D) It is covered by a warranty.

質問文 When can the listener pick up his car?
(A) Today
(B) Tomorrow
(C) Next week
(D) In two weeks

質問文 What does the speaker offer to do?
(A) Look for a used part
(B) Refund the cost of a charge
(C) Send an invoice
(D) Arrange a ride

TOEIC公式サイト(外部リンク)

 

位置づけ

中級者以上向けのパート

長めの文章をリスニングするので一定の水準は求められています。
長文を読んだり聴いたりするのが難しいレベルの学習者にとってはキャパオーバーしているかもしれません。
初学者であれば、まず、パート1やパート2を優先したほうがいいでしょう。
とれるところを確実にとるという向き合い方が現実的です。

中級者以上は解き方の練習が必須

聴いたり読んだりができるようになっても、解き方を知っているか知らないかで結果にかなり影響するパートです。
やり方を知らない状態で受験したらネイティブでもミスをしてしまいかねません。

正しい解き方を習得することがポイントになります。

 

求められる力

集中力

音声が流れるのは1度のみなので聞き逃さないように集中する必要があります。

 

先読み力

説明文が流れる前に質問を読み終わっていないと間に合いません。
必ず先読みをする必要があります。

 

同時並行処理力

音声を聞きながら、英文を読みつつ、問題を解いていく必要があります。
リスニングと同時にリーディングが求められます。

 

正解するためにやるべきこと

パート4は説明を聴くだけじゃなくて質問文を読む力が必須です。

リスニングセクションではありますが、リーディング力も必要なパートなんですね。

パート4の要素

  • 説明文パート:リスニング力
  • 質問パート:リーディング力

より総合的な力が試されます。

ここからは何をすべきかについて解説します。

 

説明のパターンを把握する

聞き取れない原因の一つに何に関する説明なのかをつかめないことが挙げられます。

パート4は似たパターンが繰り返し出題されていますから、あらかじめよく出るテーマやを把握しておくことがポイントになります。

よく出る形式

  • 留守電
  • ニュース・放送
  • アナウンス・お知らせ
  • 会議・スピーチ
  • 広告

説明をする人

  • スタッフ
  • 上司
  • 部下
  • 顧客
  • ツアーガイド
  • 工場長
  • ニュースキャスター/ラジオDJ

テーマ

  • 返品・交換
  • 注文トラブル
  • 機器トラブル
  • チケット予約
  • 病院予約
  • 求人
  • セール・割引
  • 天気予報

説明の展開にもテンプレートあり


  • 状況・背景・場所等が示される


  • 内容


  • 追加情報


 

語彙・文法・イディオム

質問文を読んだり、説明内容を理解するための基礎力が必要です。

 

文法力をつける

スクリプトを読んで内容がわからない文なら音声を何度聴いたところで理解できないでしょう。
質問文を読むことができなければ音声を聴く前に試合終了です。

読んだり聴いたりする基礎として文法は完成しておく必要があります。

 

TOEIC用語彙に慣れる

大学受験時にはインプットしていないようなビジネス表現がTOEICにはよく登場します。
追加でインプットしておきましょう。

TOEIC用の語彙がまとまっている書籍やアプリを使うのが常識となります。

 

言い換え表現に慣れる

説明内で使われた語彙が形を変えて設問や選択肢で登場することがあります。
言い換え表現を多く知っておけばそれだけ有利です。

 

先読みのトレーニング

3つの質問文+それぞれの選択肢を約30~40秒で読む必要があります。
限られた時間で読まなければならないという点では案外リスニングよりも大変かもしれません。

 

先読みする理由

「そもそも先読みなんて意味あるの?」という質問もありそうですが、主に2つです。

①解きやすい

説明音声が流れる前に3つの質問文を読んでおくことで、これから流れてくる内容が事前に予習でき、聴きやすさが圧倒的に違います。

What does the speaker say about the repair?
When can the listener pick up his car?
What does the speaker offer to do?

この質問文だけでもいくつものヒントを暗示しています。

修理に関する問題が出ること
車の話になりそうだ
受取日の話が出る
the speakerとthe listener ⇒ 電話?店員と顧客かな?
the speakerが何かをオファーするらしいからそこは集中しよう

など。

音声を聞く前に大体の話と何を聞かれるかがわかっていると、必要なところでより集中できます。

ちなみに上記は電話問題ですが、この形式については説明文の直前にて示されることになっています。

音声の流れ



  • 形式の明示

    Q71-73 refer to the following telephone message.


  • 説明文(メイン部分)


  • 質問文

    Q71

    Q72

    Q73


refer to the following "xxxxxx" の部分が問題ごとに違います。

②時間が足りない

音声を聴いた後に質問を読んでいたら、考えたり、マークする時間が全然足りないからです。

 

耳で聞いてわかる状態にする

読めばわかるのに聞き取れなくて失点するのはもったいないです。
日々、発音練習をおろそかにせず、音声を使った学習をしましょう。

オススメの発音練習

  • ディクテーション
  • シャドーイング
  • リピーティング

 

パート4はどうやって解けばいいのか

必ず先読みには練習が不可欠です。
繰り返し練習して体で覚えるようにしましょう。

回答の流れ(イメージ)



  • Directionsが流れる



  • 質問文を読む

    質問1を読む

    質問2を読む

    質問3を読む


  • 説明音声が流れる

    音声を聞きながら質問1に回答

    音声を聞きながら質問2に回答

    音声を聞きながら質問3に回答


  • 質問1の音声が流れる

    次の問題の質問文の先読みへ


補足

質問を読む時間は約30秒

Directionsが流れてから説明音声が流れるまでの間に質問を先読みしますが、その間は30秒です。

質問1の音声が流れてから次の会話音声が流れるまでの間もだいたい30秒です。

30秒で3つの質問に目を通すイメージです(1つの質問につき約10秒)。

 

質問は順番通りに出る

暗黙のルールとして、説明音声の流れに沿って質問1⇒質問2⇒質問3となります。

A:-----------質問1の根拠-----------
B:----------------------------
A:-----------質問2の根拠-----------
B:---質問3の根拠--------------
A:---------------------

例えば、質問3の根拠となる箇所が質問2の根拠よりも先に出てくることはないと考えて大丈夫です。

さらに質問の根拠となる部分はやや間隔が空くことが多いです。

TOEIC側がマークシートを塗りつぶす時間を与えてくれているのかもしれないですね。
KY_English

 

設問パターンはある程度決まっている

質問文の種類はそこまで多いわけではなく、案外似たようなパターンが繰り返されています。
以下のパターンを把握しておけば早く処理できます。

パート4の質問文のパターン

  • 1番目の質問文:概要(状況・背景・話題・場所・目的・理由・職業)を問う
  • 2番目の質問文:詳細・細部・話し手の意図を問う
  • 3番目の質問文:予測・次の展開を問う

1番目の質問は話全体の概要をつかんでいるかを確かめるような問題です。
大半は会話の冒頭のセリフが直接的なヒントになりますが、全体を通して何が行われているかを掴むことができれば、根拠箇所を聞き逃しても答えられる可能性が残されています。

一方で、2番目/3番目の質問は細部を掴めているかを確かめるような問題です。
一度しか言わないセリフがヒントとなっており、それを聞き逃すと答えられない傾向が強いです。

 

選択肢の先読みは必須ではない

質問文の先読みは必須ですが、選択肢まで先読みするかどうかはその人によります。

「選択肢まで覚えてられない」という意見もあるはずです。

また、読む速さは人によるので「約30~40秒で全部は読むのは無理」という人も多いでしょう。

例えば、2番目の質問文を読んで選択肢ABCDまで目を通した瞬間に会話音声がはじまってしまった...

となるよりは1つの質問文につき10秒かけて確実に読んで音声を聴くほうが得点できるはずです。

 

正解がわからなかったら消去法で回答

答えが選べないからと言って立ち止まってしまうと、その後のリズムが狂います。
一定のペースを崩さず、回答するのがポイントです。

TOEICは全問正解しなくても満点の可能性が残されていることから、パート4でのミスは1~2問は仕方がない部分です。

 

パート4の対策にオススメの教材はあるか?

「何を使ってやればいいのか?」という話ですが、まずは特急シリーズからやってみることをオススメします。

 

アマゾンで高評価の書籍(4.0以上)

初心者用|300点・400点

  • 低難易度の問題中心
  • 電子書籍版あり

 

中級者用|500点・600点・700点

  • ややひねった問題あり(本番に近いレベル感)
  • 電子書籍版あり

 

書籍は収録されている問題数が限られており、物足りなく感じる人もいると思われます。

数が多ければいいというものではありませんが、アプリを使えば練習量を増やすことができるのでオススメです。

 

TOEICパート4対応のアプリ

スタサプ

パート4の対策はスタディサプリでもできます。

スタサプを使うメリット

  • 音声学習がしやすい
  • 実践問題が相当数ある
  • アプリなので繰り返しやすく、間違えた問題を中心に復習できる
カリスマ講師の関正生先生が動画でPart4の概要や対策方法を解説

動画内で先読みの方法を解説してくれています。
以下の講義動画を見るだけでも得点率は上がるはずです。

  1. 企業の広告
  2. ラジオニュース
  3. ツアーガイド
  4. スピーチ・トーク
  5. 会議
  6. 電話
  7. 意図問題
  8. 図表問題

7日間無料体験ありスタディサプリ (公式サイト)

 

その他のアプリ

以下のアプリでもPart4の対策ができます。

アバター画像

KY_ENGLISH

2018年9月4日にスタディサプリのパーソナルコーチプランに申込み、本格的にTOEICに挑戦開始。
必死でやった甲斐もあり6ヶ月でなんとか900点台突破に成功した。
(その後も900点台をキープしている)

30代半ばに突入し頭が固くなりかけているもののやればできることがわかり、セルフイメージ上昇中。
次の目標は自己最高スコアの950点を更新すること。

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