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準備・計画

TOEICのパート2対策|正答率を上げるために優先すべきこと

苦手な人も多いパート2ですが、どんなことに気をつければいいのか。

攻略ポイントを解説します。

 

この先、読み進めてパート2を伸ばせるのか

僕の自己ベストは950点です。
リスニング単体で満点をとった経験もあり、何をやればパート2で成果が出るかはわかっているつもりです。

 

パート2の内容

パート2でどんな問題が出るかについて改めて見ていきましょう。

 

形式

音声を聞いて会話として成立しているリアクションを選ぶ問題です(応答問題)。
1つの音声につき、3つの英文が流れます。

A
B
C

選択肢はABCの3択でテキストでの情報は用紙に書かれていません。
あくまでも音声のみで判断する必要があります。

TOEIC公式サイト(外部リンク)

 

位置づけ

続くパート3とパート4に比べれば、文自体は短いので初心者でも正解できるパートです。
一方で、ハイスコアをとる人にとっても苦戦を強いられる難問が数問含まれています。

 

求められる力

集中力

音声が流れるのは1度のみなので聞き逃さないように集中する必要があります。
応答問題には疑問文が登場する割合が高いので文頭が重要です。

 

論理的思考力

応答として自然なものを瞬時に判断する力が必要です。

必ずしもストレートな返事が返ってくるわけではないため、決めつけずに柔軟に行間を読む力が求められます。

練習で様々なパターンに慣れておくことは不可欠です。

 

リテンション

パート2では最初に流れた音声の後、続けて3つの英文が流れます。

この時、最初に流れた音声の内容を忘れてしまうと選択肢を選べなくなることから、記憶を保持しておく工夫が必要です。

 

正解するためにやるべきこと

パート2の出題ポイントは以下のパターンになります。

パート2の文はほとんどがこのパターンに該当

  • 疑問文
  • 平叙文
  • 提案文

優先順位をつけるのであれば疑問文の克服から着手しましょう。

 

①まずは疑問文をマスターする

パート2では疑問文が登場する割合が最も多く、疑問文をマスターしていることは必須になります。

パート2で登場する疑問文のパターン

  • WH疑問文
  • YES/NO疑問文
  • 付加疑問文
  • 否定疑問文
  • AorB疑問文

 

WH疑問文

W疑問文の種類(Why/Where/When/What/Who/Which/Whose)
How疑問文の種類(How long/How many/How much/How often/How soon/How far)

ここがポイント

  • WH疑問文でははじめに来る疑問詞がわかれば正解しやすい
  • 出だしの集中力がカギ
WhenとWhereは音が似ているため、要注意

Where will the meeting take place?
When will the meeting take place?

文章としてはどっちもありえますが、whereとwhenを聞き逃してしまうと答えられない問題があります。

WH疑問文に対してYes/Noは正解にはなり得ない

論理的に考えれば当たり前ですが、WH疑問文はYes/Noで返答できません。
なのでYes/Noを含む選択肢が正解になることはありません。

 

Yes/No疑問文

Are you~?/Do you~?/Did you~?/Have you~?/Can you~?/Will you~?/Could you~?/Would you~?/Should you~?

ここがポイント

  • Yes/Noで答えられる
  • 必ずしもYes/Noで返してくるとは限らない(婉曲的な暗示あり)
Yes/Noとは限らない

Will Mr.Baker be in charge of the meeting?

YesやNoを言うかわりに次のような応答パターンも考えられます。むしろそっちのほうが多いです。

It seems likely.
Sorry, I don't know.
I think someone else will.

疑問文にもかかわらず疑問文で応答するなど難しい問題もあります。

Is that confirmed?
Are there any specific reasons for him being in charge?

 

付加疑問文

平叙文の文末に~isn't he?,are you?,~don't you?

ここがポイント

  • 文末にくるまでは平叙文と同じ
  • 疑問文と気づきにくい
  • Yes/No疑問文の一種
  • 日本語との違いへ慣れ
日本語の感覚と違う点

日本語は質問の仕方によって返事の意味が変わります。

①彼は会議に出席できますよね?

肯定⇒出席できる
否定⇒出席できない

②彼は会議に出席できませんよね?

肯定⇒出席できない
否定⇒出席できる

この点について日本語と英語では考え方が違います。
英語では疑問文であれば質問の仕方によって返し方を変えないんです。

①He can attend the meeting, can't he?
②He can't attend the meeting, can he?

出席できる⇒Yes, he can.
出席できない⇒No, he can't.

これには慣れておく必要がありますね。

 

否定疑問文

Aren't~/Don't~/Didn't~

よく出るポイント

  • Yes/No疑問文の一種
  • 日本語との違いへ慣れ
日本語の感覚と違う点

付加疑問文と同様、疑問文であれば返し方は同じです。
(否定疑問文もYes/No疑問文も同じものと考えれば混乱しないかも)

Can't you attend the meeting, can you?
=Can you attend the meeting, can't you?
=Can you attend the meeting?

出席できる⇒Yes, I can.
出席できない⇒No, I can't.

 

AorB疑問文

go shopping or see a movie

よく出るポイント

応答がAorBとは限らない

AまたはB以外のパターンも多い

どちらかの選択肢を選ばずに次のような展開になるパターンも考えられます。

まだ決めていない
Cがいい
両方ともいい
どちらもいらない

 

②平叙文のパターンに慣れる

We'll have to postpone the project.

平叙文は疑問形でない文のことです。

ここがポイント

  • 考えられる応答パターンが多い
  • 消去法で解く
意外性のある応答になりやすい

近年、TOEICが難化傾向にあると言われますが、平叙文に対する応答はある意味なんとでもできるので難問になりやすいポイントです。
1つに絞り切れなかったり、どれも答えとして不自然に感じるような問題もあります。

消去法を用いて失点を最小限に抑えましょう。

I'd like to talk about the project.

賛成:Sure, I'm interested in discussing the project.
反対:I have no time this week.
提案:How about we schedule a meeting to discuss the project in more detail?
共感:I understand, and I think it's important to address the project.
質問:What would you like to discuss?

 

③耳で聞いてわかる状態にする

頻出フレーズを身につける

何度も聞きなれている表現はそれだけ早く処理できます。
「この組み合わせ、なんか前にも聞いたことがある」と感じた表現は必ずまた出てくるので覚えてしまいましょう。

 

似た音を聞き取る力をつける

suppliesとsurpriseのように似た音でひっかけようとする問題もあります。
周辺の語や文脈で判断できるパターンもありますが、TOEICで高得点を目指すなら文脈に頼らずに音を聞き分けられるのも大事です。

一般的に自分で発音できる単語なら聞きとることができると言われますので、そこを目標に練習しましょう。

オススメの発音練習

  • ディクテーション
  • シャドーイング
  • リピーティング

 

学習のポイント

TOEIC用に準備

大学受験などでは見かけない名詞も登場することがあるため、TOEIC用に少なからず追加でインプットする必要があります。
TOEIC用の語彙がまとまっている書籍やアプリを使いましょう。

聞いた瞬間にわかる状態にする

英文を聞いた瞬間、反射的に意味がわかる状態まで高めておく必要があります。
「いま、arranged a meetingって言ったな」「えっと、arrangeって何だっけ?」という状態ではダメだということです。

 

パート2はどうやって解けばいいのか

前述の通り、必ずしも答えがストレートではないため、消去法も有効です。

回答の流れ(イメージ)



  • 最初の音声が流れる


  • Aの音声が流れる

    Aの正解不正解を瞬時に判断

    Aは違う


  • Bの音声が流れる

    Bの正解不正解を瞬時に判断

    Bは自然


  • マークシートにチェック


  • Cの音声が流れる

    Cの不正解を確認

    Cは違う

    次の準備へ


補足

正解がわからなかったら消去法で回答

答えが選べないからと言って立ち止まってしまうと、その後のリズムが狂います。
一定のペースを崩さず、回答するのがポイントです。

TOEICは全問正解しなくても満点の可能性が残されていることから、パート2でのミスは1~2問は仕方がない部分です。

 

パート2の対策にオススメの教材はあるか?

「何を使ってやればいいのか?」という話ですが、特急シリーズがオススメです。
レベルに応じていくつかの書籍があります。

 

アマゾンで高評価の書籍(4.0以上)

初心者用|300点・400点

  • 低難易度の問題中心
  • 問題が少なく繰り返し復習しやすい
  • 電子書籍版あり

 

中級者用|500点・600点・700点

  • 単語が難しい難問あり
  • 問題が少ないので繰り返し復習しやすい
  • 電子書籍版あり

 

上級者用|800点・900点

  • 単語が難しい難問あり
  • 電子書籍版あり

 

書籍は収録されている問題数が限られており、物足りなく感じる人もいると思われます。

数が多ければいいというものではありませんが、アプリを使えば練習量を増やすことができるのでオススメです。

 

TOEICパート2対応のアプリ

スタサプ

パート2の対策はスタディサプリでもできます。

スタサプを使うメリット

  • 音声学習がしやすい
  • 実践問題が相当数ある
  • アプリなので繰り返しやすく、間違えた問題を中心に復習できる
カリスマ講師の関正生先生が動画でPart2の概要や対策方法を解説

以下の講義動画を見るだけでも得点率は上がるはずです。

  1. 慣用表現
  2. 「ひねった応答」
  3. 「似た音」を使った引っかけ
  4. why対策
  5. WH疑問文
  6. 否定疑問文
  7. 付加疑問文

7日間無料体験ありスタディサプリ (公式サイト)

 

その他のアプリ

以下のアプリでもPart2の対策ができます。

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KY_ENGLISH

2018年9月4日にスタディサプリのパーソナルコーチプランに申込み、本格的にTOEICに挑戦開始。
必死でやった甲斐もあり6ヶ月でなんとか900点台突破に成功した。
(その後も900点台をキープしている)

30代半ばに突入し頭が固くなりかけているもののやればできることがわかり、セルフイメージ上昇中。
次の目標は自己最高スコアの950点を更新すること。

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