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準備・計画

TOEICのパート5対策|正解率9割未満の人が知らないこと

TOEICのパート5が苦手だとリーディングで安定的に400点以上とるのは多分無理です。

リーディングで確実に得点するにはパート5に出てくる問題を早く正確に解く実力が求められるからです。

また、パート5を解く力が足りてないとパート6とパート7を解くのも難しくなります。それどころかリスニングにも影響します。

要するにパート5は基礎力なんです。

ただ、全問正解は難しいので大体9割(3問ミス)が合格ラインだと思いますが、リーディングで400点をとれない人はそのために必要な重要事実を見落としている可能性が高いのでちょっと解説します。

 

この先、読み進めてパート5を伸ばせるのか

僕は325点しかなかったリーディングのスコアを短期間で450点まで伸ばせました(リーディング自己ベストは470点)。

その中でパート5は最初に着手したほど重要なところです。

最低限どんなことをやれば成果を上げられるかはわかっているつもりです。

 

パート5の正解率9割未満の人が知らないこと

上級者は全文をいちいち訳してはいない

多分、リーディング300点台くらいだとまず文章全体を読んで大体意味を考えてから空欄に当てはまるものを選ぼうとしている人も多いでしょう。

その際、訳をしてから最も適切なものを選ぼうとしているはずです。

これが実は多くの上級者の解き方とは違う点です。

上級者は平均20秒/問で解かないと時間が足りなくなるのを知っているので、訳す前に文法的にどんな要素が当てはまるかを考えます。

例えば、空欄に入るのは

  • 名詞・形容詞・副詞なのか
  • 能動態か受動態か
  • 単数か複数か
  • 前置詞か接続詞か
  • 時制はなにか

ということを先に考えています。

すると、その時点で選択肢が2つくらいになることが多いのです。1つに絞れることさえあります。

 

訳したらダメなの?

パート5の問題の中には完全に意味から選ぶ問題もあります。

そういうのは訳してから考えるしかなかったりします。

だから仕方なく訳すこともありますが、少なくともパート5の問題の全部を訳すことは絶対にありえません。

訳すのが面倒なのと時間が足りなくなってしまうのがわかっているのであえて訳さないのです。

 

TOEICに必要な単語と文法がある

TOEICのボキャブラリーと文法は大学受験用のものとは違います。

 

TOEIC用のボキャブラリー

ボキャブラリーはもちろんカブっているものも多いですが、大学受験時に完璧だったとしても新たに覚えないといけないものも出てくるでしょう。

TOEICは一応、ビジネス英語の試験です。学生時代に必要とされる英語とは多少違います。

なので単語帳はTOEIC用のものを使う必要があります。

 

TOEIC用の文法

TOEICに出てくる文法は大学受験よりも範囲が狭いので対策はしやすいです。

ただ、暗記ではなくてしっかり理解していることが求められるため、たくさんの問題を解きまくって丸暗記で乗り切ろうと考えるのはやめたほうがいいでしょう。

結果的に覚えちゃったみたいなパターンならいいんですが、テストまでに覚えておけばいいや的な一夜漬け発想だと英語は絶対に伸びません。

 

また、大学受験では実社会では使われないような文法もバンバン出てくる印象ですが、TOEICにそのような使わない文法が出てくることは皆無です。

なのでやっておいて無駄になることはまずないはずです。

重視するポイントがアカデミックな世界とビジネスの世界では違うということでしょうね。

 

文法をやり直す場合は、大学受験の参考書を使うのではなく、TOEIC用のものを使う必要があります。

大学受験のものを使うと出ないところまでやることになり、遠回りになり、莫大な時間を浪費してしまいます。

 

正解率9割の人はパート5をどうやって解くのか

TOEICに必要な文法と単語と解き方が身についている人は一字一句をしっかり読むことはしていません。

やり方としては、とりあえずは英文を読み進めます。

すると途中で空欄の周辺にある語を頼りに前後関係からどんな要素が入るのか推測できます。

上でも書いたことの繰り返しになりますが、英文法が身についているとあまり意識しなくても以下のようなことがわかるのです。

  • あてはまる品詞は何か(名詞・形容詞・副詞)
  • 動詞なら能動態か受動態か
  • 名詞なら単数か複数か
  • 前置詞か接続詞か
  • 時制はなにか

この時点で選択肢を見ます。

もし、選ぶことができたら、文の途中だったとしてもそれ以上は読み進めることなく、次の問題に行きます。

 

もちろん、全文を読まないとわからない問題もあります。

しつこいですが、

まずは形から判断 → 形だけだと解けない → 意味も考える

という順番です。

どんな問題が全文を読む必要があるかと言えば、ケースバイケースですが、例えば、時制の問題などは文章全体から判断しないとわからないので全文を読まざるを得ないことが多いです。

 

パート5の正解率を9割にするためにやること

①TOEICに出る英文法を確実に仕上げる

TOEICに頻出の英文法をしっかりやります。

英文法で穴になっているところをふさぐことで、パート5のみならず、全体的なスコアもちょっとずつアップします。

リーディングで言えば、パート6とパート7の文章を今までよりちゃんと読めるようになります。

満点を目指していないのあれば、12分間以内にパート5を終わらせて9割正解できる文法力をつけばとりあえずOKです。

 

②目標スコア分の単語はしっかり抑える

TOEICの単語帳は目標スコアごとに覚えるべき単語を分類してくれているものがあります。

その指示通りに使うことで必要なボキャブラリーはおさえることができます。

860点が目標なら最低限860点分は完璧にしましょう。

もちろん、全部覚えるのが理想ですが、本番までに時間がない場合は現実的な目標を立てることも大切です。

 

パート5の対策にオススメの教材はあるか?

で、「何を使ってやればいいの?」という話ですが、TOEICで評判の良い教材であれば大ハズレすることはないと思います。

正直、今って質が悪いものは淘汰されやすい時代だからです。

アマゾンの星の数とレビューの数が多いものは大体、良書です。

とは言え、何も書かないのも意地悪なので参考までに僕が何を使っていたかを書きます。

 

【参考】僕がリーディングで400点以上とった時に使っていた教材について

①TOEIC英単語対策用 → スタディサプリのTEPPAN英単語

スタディサプリはスマホアプリなので間違った単語を自動で管理できる点が良かったです。

ただ、単語帳についてはTOEIC用のもので音声付きなら何でもいいと思います。自分が使いやすいものを選んでください。

なお、間違っても大学受験用の単語帳を使わないようにしてください(TOEICで必要な単語と受験で必要な単語には大きな違いがあります)。

 

他の単語帳を使うなら

正直、僕は英語で飯を食っているわけじゃないので、TOEIC対策用のアプリや参考書については詳しくないです。

一般の受験者と同レベルの知識しかありません。

その上であえて言うなら、TOEIC受験者の間で人気がある「特急シリーズ」などを選べば間違いなさそうです。

 

②TOEIC英文法対策 → スタディサプリのパーフェクト講義 - 英文法編

スタディサプリを使えば、TOEICに必要とされる文法と出題パターンをもれなく体系的に習得できます。

また、問題には時間制限があるので1問あたり20秒で解く練習になりました。

これによって本番で必要な回答ペースが無意識に身につくの便利です。

 

スタディサプリをまだ試していないあなたへ

スタサプのパート5対策は スタディサプリ を使えば、かなり体系的に学習できます。

興味がない人も多いと思うのでスタサプの詳細についてはこのページでは省きますが、興味がある場合だけ続けて【スタディサプリTOEIC対策コース】ベーシックプランを申し込む前にチェックに進んでください。

 

最後に

TOEICの教材として何を使うかですが、人の意見を鵜呑みにするよりはあなたが決めたほうが良いです。

最後までやりきらないと意味がないからです。

主体的に選ばずに受動的に人に決めてもらうとどうしてもその本やそれを推薦した人のせいにしがちです。

中途半端な結果しか出せない人に限って

  • 騙された
  • スタサプは全然使えない

などと言います。

一方で、同じモノを使ってしっかりと結果を出す人も大勢います。

なので、何を使うかは意外とそこまで重要ではないのです。

結局のところ、最も重要なのは覚悟です。

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KY_ENGLISH

2018年9月4日にスタディサプリのパーソナルコーチプランに申込み、本格的にTOEICに挑戦開始。
必死でやった甲斐もあり6ヶ月でなんとか900点台突破に成功した。
(その後も900点台をキープしている)

30代半ばに突入し頭が固くなりかけているもののやればできることがわかり、セルフイメージ上昇中。
次の目標は自己最高スコアの950点を更新すること。

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