このブログでは、TOEICは200~300時間やれば必ず手応えが得られると度々紹介してます。
そういうと「じゃあ、1日10時間やります」とか「1日30分ペースでもOKですか?」という人が出てきます。
この点について、僕の経験に基づく考えをシェアします。
300時間の使い方
300時間でレベルアップという前提に基づいて話を進めますね。
とりあえず計算しやすいように
- 10h×30日
- 3h×100日
- 0.5h×600日
とします。
10h×30日
10hは1日限定ならできるかもしれないですが、このハイペースを継続するのは非現実的でしょう。
そこまで時間が取れる人は少ないですし、集中力も続きません。
覚悟としては素晴らしいと思います。
0.5h×600日
600日になると2年くらいかかります。
目標達成のためには試験日から逆算して学習を進めるのがポイントになるんですが、2年後となると逆算がかなり難しい期間です。
新しいことに興味が出てきたり、突然の状況変化など外的な要因で継続がストップしやすいです。
わかりやすい例は誰も予想してなかったコロナですよね。人生何が起こるかわかりません。
また、周りを説得する材料にも使えません。
例えば、「2年後のTOEIC受験に向けて勉強しています」と言って毎回職場や友人の集まりを欠席するのは難しそうです。
家族に「今日は家事をパスさせて」とも頼みにくいでしょう。
TOEICで目標達成するためにはTOEICを最優先させるのもポイントですが、はじめから2年かけるというのは覚悟としてはあまりにも弱いです。
3h×100日
最も現実的なラインは1日3hです。
なぜなら小学生も授業で1日3hくらいは拘束されているからです。
働きながらでもギリギリ確保できる時間の範囲でしょう。
3ヶ月先のことは予定として見えていることが多いです。
なのでスケジュールを先に押さえることができます。
繰り返しますが、目標を達成するにはゴールからの逆算がポイントです。
その点、3ヶ月なら予定をコントロールしやすいですね。
さらに「3ヶ月後に受験するから今はTOEICに集中させてほしい」というのは周りの理解も得やすいはずです。
なので凡人には1日2~3hペースが最もおすすめなのです。
覚悟と計画と実行が目標達成をより確実にする
目標スコアをクリアするための流れを書きます。
目標スコアと期限の決定(覚悟)
学習プランの策定(計画)
学習へのコミット&継続(実行)
目標達成
失敗する人はこの観点が抜けています。
「何を」「いつ」「どのように」というところがめちゃくちゃだから結果が出ないんです。
わかっていてもこの流れに沿わず、自分の都合のいいように変えてしまいます。
自分の都合を優先すると失敗します。
目標スコアと期限の決定
仮に最終目標が990点だとしても、今500点の人がいきなりそこを目標にするのはうまくいきません。
じゃあ、どうやるかというと、まずは600点を目標に固定し、走り切ります。
達成できない目標を立てて、未達成が続くと達成できないのが当たり前になってしまいます。
自分を最も近くで見ているのは自分です。
何度も達成できないのが続くと「自分は約束を守らない人間だ」ということを自分自身が目撃することになるのです。
自己肯定感も下がり、何をやってもうまく行かないループにハマります。
逆にギリギリ達成できる目標をクリアすることで自己肯定感が上がり、次も目標を達成しやすくなります。
学習プランの策定
目標スコアを達成するのに必要な学習タスクをスケジュールに落とし込みます。
学習へのコミット&継続
TOEICを最優先し、シンプルに学習プランを確実に実行するだけです。
目標達成
600点をクリアしたら次の目標と期限を掲げて同じように取り組むのです。
よくある疑問
スケジュール通りに行かなかったらどうしますか?
3ヶ月の中で数回のイレギュラーはあり
3ヶ月の中に予定通りに行かない日も出てくるでしょう。
基本的に1日3hペースをキープしたいですが、ちょっとくらい違う日があっても問題ありません。
聞いた話によると、筋トレでは同じ負荷・同じ刺激では成長しなくなるので、時々、高負荷でやったり、休むことも必要らしいです。
それはTOEIC学習にも当てはまります。
実際にやったわけではないので想像で話しますが、1日10hを経験しておくと1日3hが楽に感じられるようになるはずです。
また、1回くらい0.5hに落としたとしてもそれですべてが無になるということもありません。
自分で目標を立てたり、継続するのが難しいです
高負荷で学習するために3ヶ月サポートを受けてみよう
TOEIC業界には3ヶ月程度の間、ペースメーカーになってくれるコーチング系サービスが多数存在します。
最初に目標スコアとスケジュールを固定したら、そのプランに沿って並走してもらうというものです。
僕が選んだのはスタディサプリですが、選択肢は他にもいろいろあります。
僕のような凡人が成果を出すためには効果的な方法だと感じています。
もし、成果を出す覚悟があるなら、途中で棄権・脱落しないためにサポートを受けるという視点も取り入れてみてはいかがでしょうか。