当ブログには広告が含まれています

準備・計画

TOEICのパート3対策|パターン把握と先読みでスコア爆上げ

パート3はやり方を知らなかったり、間違えていると大きく失点しがちなパートです。

案外知られていないので、ポイントを解説します。

 

この先、読み進めてパート3を伸ばせるのか

僕の自己ベストは950点です。
リスニング単体で満点をとった経験もあり、何をやればパート3で成果が出るかはわかっているつもりです。

 

パート3の内容

パート3の概要について軽く確認しましょう。

 

形式

会話を聞いて正しい内容を選ぶ問題です(会話問題)。
会話音声に続いて3つの質問文が流れます。

質問文 Why is the woman calling?
(A) To cancel an order
(B) To complain about a product
(C) To redeem a gift card
(D) To renew a warranty

質問文 What does the man ask the woman about?
(A) A model name
(B) A brand of coffee
(C) A catalog number
(D) A date of purchase

質問文 What does the man offer to do?
(A) Provide a discount
(B) Send a free sample
(C) Extend a warranty
(D) Issue a refund

TOEIC公式サイト(外部リンク)

 

位置づけ

中級者以上向けのパート

長い会話のリスニングなので一定の水準は求められています。
長文を読んだり聴いたりするのが難しいレベルの学習者にとってはキャパオーバーしているかもしれません。
初学者であれば、まず、パート1やパート2を優先したほうがいいでしょう。

中級者以上は解き方の練習が必須

解き方を知っているか知らないかがかなり影響するパートです。
やり方を知らない状態で受験したらネイティブでもミスをしてしまいかねません。

正しい解き方を習得することがポイントになります。

 

求められる力

集中力

音声が流れるのは1度のみなので聞き逃さないように集中する必要があります。

 

先読み力

会話文が流れる前に質問を読み終わっていないと間に合いません。
必ず先読みをする必要があります。

 

同時並行処理力

音声を聞きながら、英文を読みつつ、問題を解いていく必要があります。
リスニングと同時にリーディングが求められます。

 

正解するためにやるべきこと

パート3は会話を聴くだけじゃなくて質問文を読む力が必須です。

そう言う意味ではリスニングセクションではありますが、リーディング力も必要なパートなんですね。

パート3の要素

  • 会話パート:リスニング力
  • 質問パート:リーディング力

より総合的な力が試されます。

ここからは何をすべきかについて解説します。

 

会話のパターンを把握する

聞き取れない原因の一つにどんなシチュエーションでの会話なのかをつかめないことが挙げられます。

パート3は似たパターンが繰り返し出題されていますから、あらかじめよく出るテーマやを把握しておくとよいでしょう。

会話文の形式

  • 2人の会話
  • 3人の会話
  • 意図問題/図表問題

登場人物

  • スタッフvs客
  • 社員同士

テーマ

  • 返品・交換
  • 注文トラブル
  • 機器トラブル
  • チケット予約
  • 病院予約
  • 求人

会話の展開にもテンプレートあり


  • 状況・背景・場所等が示される


  • 問題発生・要求


  • 対応


 

語彙・文法・イディオム

質問文を読んだり、会話内容を理解するための基礎力が必要です。

 

文法力をつける

スクリプトを読んで内容がわからない文なら音声を何度聴いたところで理解できないでしょう。
質問文を読むことができなければ音声を聴く前に試合終了です。

読んだり聴いたりする基礎として文法は完成しておく必要があります。

 

TOEIC用語彙に慣れる

大学受験時にはインプットしていないようなビジネス表現がTOEICにはよく登場します。
追加でインプットしておきましょう。

TOEIC用の語彙がまとまっている書籍やアプリを使うのが常識となります。

 

言い換え表現に慣れる

会話内で使われた語彙が形を変えて設問や選択肢で登場することがあります。
言い換え表現を多く知っておけばそれだけ有利です。

言い換えの例


some several
Problem Issue
Delicious Tasty
Important Significance
Cold weather Chilly climate
Smart Intelligent
Beautiful Picturesque

 

先読みのトレーニング

3つの質問文+それぞれの選択肢を約40秒で読む必要があります。
限られた時間で読まなければならないという点では案外リスニングよりも大変かもしれません。

 

先読みする理由

「そもそも先読みなんて意味あるの?」という質問もありそうですが、主に2つです。

①解きやすい

これから流れる音声に関して前提情報があるかないかによって聴きやすさが圧倒的に違います。

Why is the woman calling?

この質問文だけでもいくつものヒントを暗示しています。

これから電話での会話が流れること
女性と男性が登場すること
女性が電話をかけた理由を話すこと
女性にフォーカスして聞けばいいこと

など

②時間が足りない

音声を聴いた後に質問を読んでいたら、考えたり、マークする時間が全然足りないからです。

 

耳で聞いてわかる状態にする

読めばわかるのに聞き取れなくて失点するのはもったいないです。
日々、発音練習をおろそかにせず、音声を使った学習をしましょう。

オススメの発音練習

  • ディクテーション
  • シャドーイング
  • リピーティング

 

パート3はどうやって解けばいいのか

必ず先読みには練習が不可欠です。
繰り返し練習して体で覚えるようにしましょう。

回答の流れ(イメージ)



  • Directionsが流れる



  • 質問文を読む

    質問1を読む

    質問2を読む

    質問3を読む


  • 会話音声が流れる

    音声を聞きながら質問1に回答

    音声を聞きながら質問2に回答

    音声を聞きながら質問3に回答


  • 質問1の音声が流れる

    次の問題の質問文の先読みへ


補足

質問を読む時間は約30秒

Directionsが流れてから会話音声が流れるまでの間に質問を先読みしますが、その間は30秒です。

質問1の音声が流れてから次の会話音声が流れるまでの間もだいたい30秒です。

30秒で3つの質問に目を通すイメージです(1つの質問につき約10秒)。

 

質問は順番通りに出る

暗黙のルールとして、会話音声の流れに沿って質問1⇒質問2⇒質問3となります。

A:-----------質問1の根拠-----------
B:----------------------------
A:-----------質問2の根拠-----------
B:---質問3の根拠--------------
A:---------------------

例えば、質問3の根拠となる会話が質問2の根拠よりも先に出てくることはないと考えて大丈夫です。

さらに質問の根拠となる部分はやや間隔が空くことが多いです。
もしかしたらTOEIC側がマークシートを塗りつぶす時間を与えてくれているのかもしれないですね。

 

設問パターンはある程度決まっている

質問文の種類はそこまで多いわけではなく、案外似たようなパターンが繰り返されています。
以下のパターンを把握しておけば早く処理できます。

パート3の質問文のパターン

  • 1番目の質問文:概要(状況・背景・話題・場所・目的・理由・職業)を問う
  • 2番目の質問文:詳細・細部の内容を問う
  • 3番目の質問文:予測・次の展開を問う

1番目の質問は話全体の概要をつかんでいるかを確かめるような問題です。
大半は会話の冒頭のセリフが直接的なヒントになりますが、全体を通して何が行われているかを掴むことができれば、根拠箇所を聞き逃しても答えられる可能性が残されています。

一方で、2番目/3番目の質問は細部を掴めているかを確かめるような問題です。
一度しか言わないセリフがヒントとなっており、それを聞き逃すと答えられない傾向が強いです。

 

選択肢の先読みは必須ではない

質問文の先読みは必須ですが、選択肢まで先読みするかどうかはその人によります。

「選択肢まで覚えてられない」という意見もあるはずです。

また、読む速さは人によるので「約30~40秒で全部は読むのは無理」という人も多いでしょう。

例えば、2番目の質問文を読んで選択肢ABCDまで目を通した瞬間に会話音声がはじまってしまった...

となるよりは1つの質問文につき10秒かけて確実に読んで音声を聴くほうが得点できるはずです。

 

正解がわからなかったら消去法で回答

答えが選べないからと言って立ち止まってしまうと、その後のリズムが狂います。
一定のペースを崩さず、回答するのがポイントです。

TOEICは全問正解しなくても満点の可能性が残されていることから、パート3でのミスは1~2問は仕方がない部分です。

 

パート3の対策にオススメの教材はあるか?

「何を使ってやればいいのか?」という話ですが、まずは特急シリーズからやってみることをオススメします。

 

アマゾンで高評価の書籍(4.0以上)

初心者用|300点・400点

  • 低難易度の問題中心
  • 電子書籍版あり

 

中級者用|500点・600点・700点

  • ややひねった問題あり(本番に近いレベル感)
  • 電子書籍版あり

 

書籍は収録されている問題数が限られており、物足りなく感じる人もいると思われます。

数が多ければいいというものではありませんが、アプリを使えば練習量を増やすことができるのでオススメです。

 

TOEICパート3対応のアプリ

スタサプ

パート3の対策はスタディサプリでもできます。

スタサプを使うメリット

  • 音声学習がしやすい
  • 実践問題が相当数ある
  • アプリなので繰り返しやすく、間違えた問題を中心に復習できる
カリスマ講師の関正生先生が動画でPart3の概要や対策方法を解説

動画内で先読みの方法を解説してくれています。
以下の講義動画を見るだけでも得点率は上がるはずです。

  1. スケジュール変更
  2. 会社同士のやりとり
  3. 申し込み、予約、依頼
  4. お店とお客のやりとり
  5. 社員同士のやりとり
  6. 3人の会話
  7. 意図問題
  8. 図表問題

7日間無料体験ありスタディサプリ (公式サイト)

 

その他のアプリ

以下のアプリでもPart3の対策ができます。

アバター画像

KY_ENGLISH

2018年9月4日にスタディサプリのパーソナルコーチプランに申込み、本格的にTOEICに挑戦開始。
必死でやった甲斐もあり6ヶ月でなんとか900点台突破に成功した。
(その後も900点台をキープしている)

30代半ばに突入し頭が固くなりかけているもののやればできることがわかり、セルフイメージ上昇中。
次の目標は自己最高スコアの950点を更新すること。

-準備・計画