「なぜ自分は成果が出せないのだろう?」
「Yさんは短期間で100点アップしたらしい...」
成果は量と質に大きく関係します。
これをTOEICに当てはめて深掘りしていきます。
成果 = 量 × 質
TOEICで成果を出すにはどちらも必要です。
どちらかが欠けたとしても成果につながりません。
例えば、
- 学習時間だけは多いんだけど、やっていることが間違っている
- 集中して取り組んでも学習時間が不足
この状態では目に見える成果は出ません。
さて、TOEICにおいて量と質はそれぞれどんなものでしょうか?
もう少し具体的に分解して考えていきます。
TOEIC学習で量に該当するもの
TOEICで言えば、以下は量になりますね。
- 1日あたりの学習時間
- 連続学習期間
- 累計学習時間
- 間違った問題の復習回数(ちゃんと定着するまで何回も同じ問題を解く)
以下に量の基準値を示しますが、下回っていたら量が足りていないサインだと考えてください。
1日の学習時間は最低ラインで2時間です。
学習の間隔が開くと記憶の定着率が落ちるので、3ヶ月は休まずに学習を連続するのもポイントです。
TOEIC学習を始めて累計学習時間が300時間超えると、必ず手応えを感じる瞬間があります。
復習回数はケースバイケースですが、最低2回です。
僕を含む凡人の量の基準です。
成果が出ていないなら、上記をクリアできていない可能性が高いです。
成果を出す覚悟で取り組むなら上記の数字を目安にしてみてください。
TOEIC学習で質に該当するもの
TOEICにおいて質と言えるのは、以下の部分になりますね。
- 出題傾向・出題範囲
- カリキュラム
- 学習環境(システム)
- 周りの人のレベル
これから挙げる中で、欠けている部分は弱点となっていますので注意してください。
まずはTOEIC対策にフォーカスすることです。
出る問題と出ない問題をわかった上で出る問題に取り組みましょう。
TOEICに出ないことをやればたとえどんなに学習しても成果にはつながりません。
取り組む順番も重要です。
つまみ喰い的に、あるいは思いつきで学習すると知識がバラバラに点在してしまうんですね。
いろんなノウハウを入れるというのも同様の理由で危険です。
学習の環境も吸収力・定着力に影響します。
落ち着いた場所で学習できてるか、スキマ時間で学習できる仕組みがあるか、集中力の高い時間帯を使えてるかなどですね。
身近にロールモデルは存在していますか。
自分よりレベルの高い人が近くにいるかということです。
周りに自分と同レベル以下の人しかいなければ、成果を出す人が何を考えているか・何をやっているのかということも見えません。
「あの人でもできるなら自分もできそう」という自信につながることもありますし、「自分は意識が足りてなかったんだな」という反省にもなります。
量はもちろん大事だが質が低いと成果が出にくい
ここまで読んで「じゃあ、とりあえず学習時間を増やすことから始めよう」と考える人も出てくると思います。
量をやっているうちに質が上がってくるみたいな意見もありますから、まず量で勝負と考える人が出てくるのは仕方がないかもしれません。
ただ、この考え方で見落としている点があるので指摘しておきます。
ゼロに何をかけてもゼロ
質がゼロの状態で量に全振りするとどうなるか。ここでは仮に量を10としましょう。
いうまでもなく、10×0で成果ゼロになるんですね。
量:10
質:0
成果:0
なので、ちょっとでもいいんでまずは質を上げるほうがいいんです。
例えば、以下だとどうでしょう。
量:8
質:2
成果:16
質が高ければ、多少量が減っても全然違う成果が出ます。
量:6
質:4
成果:24
何が言いたいかというと、質を最低限のレベルに上げた状態で取り組まないと成果が全然出ないということです。
量を減らせという意味ではありません。
じゃあ、どうやって質を上げる?
オールインワンタイプのTOEIC学習アプリを使う
TOEIC特化型の学習アプリを選んで、出題傾向・出題範囲を把握した上で取り組みます。
これで取り組む順番を間違えずに済みますし、好きな時間に好きな場所で学習ができるようになります。
TOEIC対策アプリまとめ|スタサプ以外の選択肢を調べました
TOEIC特化のサポートを受ける
取り組むべきタスクをコーチにコントロールしてもらうことでやるべきことだけに集中できます。
進捗報告もあるので、間違った方向に進むと軌道修正されます。
また、成果を出している人とのコミュニケーションを通して、自然と自分自身の基準が高まります。