「1日2時間やってるけどTOEIC500点台で3ヶ月以上停滞しています」
「どうしたら600点突破できるの?」
そんなふうに悩んでいる人に向けた内容です。
今の段階で速読やトリプルパッセージの対策など的はずれな努力をしてしまっているといつまでも抜け出せませんので、自分が該当してしまっていないかチェックしてみてください。
特に600点突破において重要なポイントを深堀りしていきます。
この記事を読む進めるか判断してください
僕ができるのは950点レベルの話となります。
その点をご理解いただいてから、ここから先を読むかどうかを決めてください。
11月28日の結果
自己ベスト更新したのにリスニング力は低下中
(リスニングは満点とったこともある) pic.twitter.com/lMddEDoRWT
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 14, 2021
TOEIC500点台止まりになる理由
リスニングが苦手
TOEICはリーディングよりもリスニングのほうがスコアが取りやすいです。
リスニングが苦手なまま放置していると伸びないので音声を使う学習から逃げないようにしましょう。
現時点で大事なのは受験者の正解率が高い問題を確実にとること。
上級者でも答えが割れるようなレベルの難問はできなくても大丈夫なので気にしないでください。
基礎がおろそかで解答の根拠がない
600点突破できていない=基礎が未完成というメッセージです。
語彙や文法という基礎部分をもっと大事にしましょう。
基礎がしっかりしていると解答に自信をもって答えられるようになります。
逆に「なんとなく選んで正解」という神頼み状態だといずれまた伸びなくなります。
TOEIC形式に慣れていない
TOEICは出題のパターンが決まっているテストです。
なので、練習時からTOEIC本番を意識しておくことも必要なんです。
- 各パートの時間配分を決めて守る
- 本番形式で2時間連続で公式問題集を解く
- マークシート形式に慣れておく
などやれることは多いです。
TOEICをどこか舐めている
TOEICに対する心の準備、熱量が不十分な可能性があります。
例えば、寝不足だったり、試験直前の週でも飲み歩いているなど気の緩みがあると試験日に100%のコンディションで受験することは難しいでしょう。
「あ、そういえば明日TOEICだった」みたいなノリだと真剣さが足りないと言わざるを得ません。
TOEIC600点突破のポイント
リスニングで稼ぐために音声を使う
普段から英語の音に慣れていないとリスニングは上達しません。
音声素材を何度も聞くのはもちろん、発音がわからない単語に出会ったら、一つ一つつぶしていく丁寧さも必要です。
根拠を持って解答できるようになること
500点くらいまではわりと多くの問題を解くことでトントン拍子に到達してしまったりもします。
すでにそれなりにTOEICに時間をかけているなら
「説明できないけど答えはわかる」
「なんとなくこれっぽい」
「あ、やっぱり合ってた」
みたいな経験も多いのではないでしょうか?
ですが、それだといずれ頭打ちになります。500点あたりからは単に正解できるというだけでなく、根拠を持って答えられるかがより重要な局面になります。
解説を読んでわかるだけじゃなくて、自分なりに説明できるレベルを目指しましょう。これにはもちろん基礎的な学習が不可欠です(英文法の理解・語彙力アップなど)。
リーディングはパート5を中心に根拠をもって答えられるまでやってみてください。
かんたんな問題を落とさないこと
難しい問題をできるようになるよりもかんたんな問題を確実に拾いましょう。
600点ならリスニングのPart3,4やリーディングの長文問題を完璧にできなくても落ち込む必要はまったくありません。
リスニングで稼ぐようにしてリーディングで250~300点というのが600点突破の最低ラインです。
リスニング重視の点数配分
- リスニング:340
- リーディング:260
上記だとリスニング正解率70%、リーディング正解率60%、均すと全体で65%くらいになってきます。
このことからもべつに完璧主義にならなくても大丈夫なことがわかるはずです。
学習環境を確保すること
500から600点に上げるにはだいたい200~300時間程度はかかります。ここから逆算すると毎日2時間の学習を3ヶ月継続するのが理想的なペースとなります。
3ヶ月後に受験すると決めてしまって、その間はTOEICにフォーカスするくらいの意識が必要です。
毎日1時間だと受験が半年後なので集中力を持続させるのは難しいでしょうね。
気が向いた時に学習をするというスタンスでは到達するのがかなり難しい数字です。だからこそ時間と環境をしっかりと確保しましょう。
コンディション調整をしっかり
寝不足や体調不良で受験しても実力未満のスコアになります。自分の実力を最大限に発揮できるよう、コンディションを整えて受験に挑みましょう。
具体的にやるべきこと
単語は意味はもちろん発音も覚える
TOEIC専用の単語だけが掲載された教材で反射的に意味がわかるレベルになるまで身につけます。
発音までわかってないとリスニングで聞き取れないので音声素材を聞いて声に出して覚えましょう。
それから英語の音声なら何でもいいわけじゃなくて、TOEICが目的ならTOEICに関連する内容の音声を選ぶのがポイントです。
確実に解ける問題を増やすこと
TOEIC600点台が得点源にすべきところはPart1,Part2,Part5です。
すべてをバランスよく学習しようとせず、多少偏ってもいいので確実にとれる問題を拾って行きましょう。
例えば、Part7のトリプルパッセージとかはどうせ時間内にたどり着けないのですから、やらなくてもいいです。
そういう意味でやるべきこととやらなくていいことを見極める選球眼が大事です。
間違えた問題を理解した上で繰り返し解く
新しい問題をたくさん解いたところで、根本的な部分を理解してなければいつまでも似た問題を間違い続けます。
逆に一度しっかり理解すれば次からは同じような問題で間違わなくなります。だからこそ、間違えた問題があったらなぜ間違えたのかを理解することが不可欠です。
時間を測ること
学習時間を測っておかないと自分がしっかり積み上げられているのかがわかりません。
仮に300時間の学習をしても成果が出ていないのだとしたらやり方を変える必要がありますし、まだ100時間しか学習していないならただシンプルに継続すべき場合もあります。
軌道修正のためにも計測は必須です。
早さも意識したほうがいいですか?
各パートごとに解答時間を決めておいて問題を解くことは必要です。
ですが、無理に早く読もうとしなくても大丈夫です。今はマイペースでもいいので確実性を重視してください。早さがないとたどり着けないのはもうちょっと上のレンジです(860点以上)。
600点なら解き終わらない問題があっても全然到達可能なのではじめから20問くらいは手をつけられない前提で時間配分を考えてみてください。
優先すべきことはスコアによって少しずつ異なるのですが、少なくとも読む早さを意識するのは今ではありません。
600点台突破を目指すTOEIC教材
スタディサプリ
僕が使っていたスタディサプリは600点突破を目指す500点台の人にもおすすめできるアプリです。
解答の根拠に自信が持てるようになる
スタディサプリにはTOEIC600点を取るために本当に必要な情報が過不足なく収録されています。
TOEICの攻略法解説
出題形式・傾向やペース配分などについてまだ受験したことがない人でもわかるレベルで丁寧に解説されています。
文法
カリスマ講師が文法やTOEICのポイントを解説しているので当然、その他大勢の英語講師よりも説明のクオリティが高いです。動画形式だと文章のみで解説されるよりも頭に入ってきやすいのがいいですね。動画の後には練習問題があり、知識が定着しやすいです。
ボキャブラリー
単語やイディオムも本当に出題されるものだけが掲載されており、無駄がありません。
音声
アプリだとワンタップでかんたんに音声再生できるから何度も繰り返し練習できます。
模試
本番形式で20回分相当の問題数が収録されてます。
600点突破を目標とするなら十分な量なので信じて繰り返しやり込むことが大事です。
模試20回分を持ち歩くことは非現実的ですが、いつも持ち歩くスマホに入っているから負担ゼロですね。
600点突破成功事例多数
実際、スタサプを使って600点を突破した人が多く掲載されています。
高負荷学習継続のためのサポートをつけることもできる
短期集中で結果を出したい人向けのパーソナルコーチプランがあります。
このプランではTOEIC本番までの間、定期的に音声面談をしたり、的確なコーチングを受けながらスタディサプリを進めます。
受講者は課題が与えられ、毎日、チャットで学習報告を行うことになるので1日の学習時間が自然と長くなり、モチベーションも高いレベルでキープできます。
これにより600点突破がグッと近づきます。
参考スタサプTOEICのパーソナルコーチが必要な人 vs 不要な人
その他のアプリ
スタディサプリ以外のTOEICアプリについては以下のページで特集しています。
参考TOEIC対策アプリまとめ|スタサプ以外の選択肢を調べました
TOEIC公式問題集
テスト開発機関であるETSが、実際のテストと同じプロセスで作成した問題が収録されています。
公式が出しているものなので最低でも1冊は買って本番形式で時間を測って解いておきましょう(その時点の最新版がおすすめ)。