TOEICで平均以上は取れるけど停滞中のあなたはTOEIC対策に音読を取り入れていますか?
僕の勝手な推測ですが、「そのくらいのスコアで停滞してる人って声を出す練習を軽視しているんじゃないかな」と思っています。
今回は「TOEIC対策として音読をすることの重要性」について深掘りして書きます。
理由は後ほど書きますが、700点以下の人が読んでもあまり有益ではない話になります。ここから先は700点とれる場合のみ読み進めていただければ幸いです。
僕が音読を勧める理由
なぜかというと僕は音読をやり始めた結果、順調にスコアアップしてきたからです。
具体的には音読を705点の時点で取り入れはじめて、半年で905点まで到達できました。
今気づいたけど、TOEICの公式問題集Vol.5からリーディングセクションの音声も追加されたんだ
これは地味だけどかなり助かる
ちなみに自分は音読中心のスタイルに変えてから伸びた
パーソナルコーチにスピード音読を教えてもらってなかったら900点台到達してなかったと思っている pic.twitter.com/dXdPXo77RI
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) November 7, 2019
ちなみにそもそものきっかけはスタディサプリのパーソナルコーチからの助言です。
参考コーチからのアドバイスが有益すぎた※やりとりの一部を特別公開
前提条件があります
冒頭でも述べたとおり、音読をやるのはTOEIC700点が一つの基準になります。
なぜ音読をするのに700点必要なのか?
700点と書いた理由は2つあります。
- 700点以下の人は音読をできる英語レベルに達しているかわからない
- 音読を開始したのが705点からなので、その点については確信がある
ここをもう少し深堀りします。
①700点以下の人は音読をできる英語レベルにあるかわからない
これはどういうことかというと、音読は一定の英語レベルに達していないと難しい側面があるんです。
自分の手に負えない文章を音読しても伸びないからです。
単語や文法・構文がわかるセンテンスを音読してやっと身につきます。
逆にいうと、単語・文法・構文のどこかに弱点を抱えたままだとそんなに伸びません。
だいたい700点くらいあれば、まあ大きな問題はないことから本格的に取り入れるといいんじゃないかというのが僕の考えです。
②音読を開始したのが705点からなので、その点については確信がある
僕が音読を始めた時のことはしっかりと記憶として残っていますが、705点だった当時、音読をはじめる最低限の土台はありました。
今と比較すると単語なんかはかなり不十分でしたが、文章で何を言おうとしているのかはつかめるレベルです。
なので、わからない単語などを補強しつつ、音読しました。
だから、同じようにすれば伸びていくはずだと思うんです。
TOEIC700点以上なら音読をすればするほどTOEICスコアが上がる理由
英語の語順で理解できるようになる
あなたは英語を見聞きした順番で理解できますか?
もし、Noなら音読をすることで徐々に解決できますよ。
まずはその理由から解説します。
声を出さずに読むということは、自分の好きなようにでも読めてしまうことを意味しますよね。
よくあるダメなパターンですが、英語を後ろから読まないと理解できないみたいな変なクセがついちゃっている人もいます。
こんなことをしていると目線があっちこっち飛んで読むスピードが落ちてしまったり、何度も同じところを読み返したりと無駄が発生しますね。
TOEICではあっという間に時間切れになってしまいます。
ところが、音読を取り入れればどうでしょう?
必然的に左から右に向かって読んで「英語本来の順番」のまま理解せざるを得なくなりますよね。
最初は大変ですが、普段から音読に慣れておくことで頭の中には徐々に英語の思考回路ができてきます。
英文を読む時の目線が安定し、読むスピードも早くなるでしょう。
また、英語の回路ができることで「リーディング」のみならず、「リスニング」にも好影響があります。
聞いたまま理解できるから、聞くことに意識を集中するだけ良いんですね。
チャンクとして処理できるようになり、内容を覚えておける
読んだり聞いたりした英語がいまいち頭に残らなくて困っていませんか?
これも音読の訓練によって解決できるんです。
ちょっと長くなりますが、そんなに難しい話ではありません。
文章っていうのは一つ一つ単語レベルに分解することもできますが、意味のある単語のかたまり(チャンク)に分けることもできますよね。
例えば、このページのタイトルの場合だと、
TOEIC / 700点 / 以上 / なら / 音読 / すれ / ば / する / ほど / スコア / が / 上がる /
が単語レベルに分解したことになり、
TOEIC700点以上なら / 音読すればするほど / スコアが上がる /
はチャンクに分解しています。
何が言いたいのかというと、上のようにいちいち単語レベルで捉えていたら何を言っているのか逆にわからなくないですか。
12個もありますからね。
人間って一気に覚えておけるのって7程度なんて言われていますから、細かく捉えようとするのにはかなり無理があるんですよ。
でも、下のように3個だけだと一気に印象に残りやすくなります。
音読っていうのはこういうチャンクを習得する練習にもなるんですね。
ほとんどのナレーターはチャンクとチャンクの間に一呼吸入れてくれるから、ここで切れるんだなとわかるわけです。
そしてチャンクの感覚が身に付くことで、読んだり聞いたりした内容が頭に残りやすくなります。
TOEICの問題を解くためのスピード感が身につく
僕が再三このページで言っている音読では、ナレーターの読むスピードで読めるようになることを目指しています。
これはなぜかというとナレーターと同じスピード感で読めれば、問題を解き終わることができるからです。
700点くらいのTOEIC受験者はほとんどが時間切れになっているはずですが、原因はかなりの確率で読むスピードが足りていないことにあるでしょう。
これを解決するためにはどのくらいのスピード感で読めばいいかを体に染み込ませるのが手取り早いです。
音読を繰り返すことはそれを可能にします。
一度、ここまでの話をまとめます。
TOEIC700点以上なら音読をすると
- 英語を見聞きした順番で理解できる
- 英語が頭に残りやすくなる
- TOEIC問題を解くべきスピード感がわかる
どうでしょう?音読がTOEICに効果抜群なことはやらなくてもわかったんじゃないですか。
「音読」を攻略するポイント
わからない単語・文法・構文は無視せずにチェックすること
音読はゆっくりなら意味がわかるレベルの文章でやるといいです。
そのためにはまず最低限の基礎として文法は押さえておくべきですね。
わからない単語が出てきたときは意味と読み方をわかった上で音読するようにし、構文も意識してください。
ナレーションを真似しつつ再現してみる
音声付きのTOEIC教材のナレーションを使いましょう。
ナレーターの完コピを目指すイメージですね。
チャンクや音声変化も意識します。
録音して聴き比べる
自分ではできているつもりでも聴き比べてみると意外とできてないものです。
恥ずかしさはありますが、最初のうちはできるだけ録音しましょう。
一方的に声を出して練習するだけじゃなく、一旦、客観的に聞いたほうが修正点が明らかになります。
シャドーイングの添削サービスもあるようです
シャドテン という有料サービスを使えば、英語のプロに毎日音声を添削してもらうことができます(無料体験期間は7日間)。
個人的に試したことはないですが、一部のリスニングに苦手で絶望している人にとっては役立つと思ったので紹介しておきます。
何回もやること
数をこなすのは重要です。
ただし、文章を何回ずつやると決めるよりは、できるようになるまでじっくりやるスタンスにしたほうがいいです。
また、1回でうまく音読できるものは練習回数を減らしてもいいですし、何回やってもなかなかできない文章はできるまで繰り返します。
なかなかできないのはその文章に含まれる単語が身についてないか、発音に問題があるか、文法がわかっていないはずなのでよく注意してください。
TOEIC用の音読教材ならスタディサプリが断然使える
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