しばらく900点台前半が続いたあとでようやく950点超えを達成できました。
まだ満点という山頂には到達していませんが、一段高いところからの景色はそれまでと違って見えます。
このページでは実際に950点の実感ややっていたことを言語化していきます。
このページの対象者
- 900点は達成したが、まだ950点以上には到達したことがない
- 今のやり方で950点を超えられるか不安
- 停滞が続いていて何をやればいいかわからなくなってきた
このページでわかること
- 900点と950点の実力差
- 900点達成後、950点達成までにかかる学習時間
- 900点達成後にやるべきこと
TOEIC950点をとりました
11月28日の結果
自己ベスト更新したのにリスニング力は低下中
(リスニングは満点とったこともある) pic.twitter.com/lMddEDoRWT
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 14, 2021
TOEIC950点をとってわかったこと
950点の壁はあるのか
結論から言うと、900点前半と950点との間には実力差があります。
僕がそう考える理由は2つです。
- リスニングとリーディングの両パートでの得点力がしっかりしてないと950点は無理だから
- 英検1級が950点相当と考えられているから
900点前半でしばらく足踏み状態が続く人は少なくないはずで、その意味で壁と表現する人の気持ちもわかる気がします。
① 一方がダメでも900点前半なら可能性がある
例えばですが、リスニングが満点をとれるならリーディングが405点でも900点には到達できてしまいます。
で、この405点とか400点前半というスコアはミスが重なったというよりもまだちょっと実力不足(苦手なところが残っている)と考えたほうが自然です。
TOEIC950点というのは最低限リーディングで455点以上とらないとたどり着けないという意味で一段階高い水準にあると思います。
(もしあなたがすでにリスニングで495点近くまで辿りついているなら405点と495点の間には差があることを知っているはずです。そして、405点から495点を達成するまでにしばらく時間がかかるのも知っているでしょう。)
② 英検1級≒TOEIC950点
英検1級を受けたことがないので他のサイトの受け売りになってしまいますが、大体そんなところなのではないかと思ってます。
(英検1級用の「でる順パス単」で確認したところ、TOEICよりも間違いなくハイレベルな語彙力が求められていました。)
900点前半vs950点 リーディング力の差
950点を超えられるかどうかはリーディング力がカギになると考えています。
理由はスコアが L > R の人の割合が多いからです。
これはTwitterを見ていて気づきましたが、900点代前半の人の多くはリーディングが400点台前半です。そういう人が460点をとれば950点に到達できます。
続いて僕のリーディングが「900点前半時代」と「950点到達後の今」でどのような差があるのかを紹介します。
処理スピードと正確性がワンランク上がりました
英語を処理する速度と正確性にはけっこうな差があります。
950点レベルだと問題を解き終わった後の余裕が全然違うんです。
肌感覚では解き終わる時間も5分くらい早いですし、正解を確信しながらマークする問題数も増えます。
950点レベルとそれ以下では見えてる範囲が違う
950点レベルになれば、英文を読んでいる時に次の形が見えているからスラスラと読めます。
同じ文章を読んでいてもレベルによって見えてる世界が違うんです。
もうちょっと具体的に書くと、例えば、I am writing to inform you of ~という文があるとしましょう。
これを I am writing / to inform you / of ~ と細かく区切って読んでいる段階だとまだ950点からは遠いです。
こんなに細かく刻むと時間もかかりますし、読み進めた時に前半の内容を忘れています。文字を覚えたての子ども時代のように周りが見えてなくて全体的に余裕がありません。
950点以上の人だとI am writing to inform you of ~ っていうのはすでに何度も見たことがあるので区切ることなくスラスラとひと固まりで読みます。というか、もうちょっと先まで読み進めます。
さらに読みながらofの後だから名詞的なのが来るんだろうなと考えるくらいの余裕がある読みができます。
例えば、a changeとかmy decisionなどがくるか、もうちょっと長い名詞のかたまりが来ます。
そして、仮に本当にa changeが来たとしたら次の瞬間にはもう、a changeの後に具体的内容が続くことまでも織り込み済みで心の準備ができています。
英語用の思考回路があるみたいな感じです。
なので返り読みするようなことはゼロではないもののほとんどありませんし、試験後の疲労感も少ないです。
まとめると...
- いっぺんに読めるチャンクが長い
- 次の形を予想をしながら読む余裕がある
このような大人っぽいリーディングができるようになると950点相当に到達できていると思います。
「そんなのどうやったらできるの?」って感じるかもしれませんが、これに関しては特別なトレーニング方法が存在するわけではないです。
文法と単語などやるべきことをしっかりインプットして、音読してれば自然とできるようになります。
すでに900点に到達しているのにできていないとしたら多分、音読をしていないか文法が怪しいです。
950点達成までにかかった時間
約1000時間
はじめて900点台に到達してから950点をとるまで2年8ヶ月かかっています。
これまでの受験結果まとめ
705点(L380 R325)2018年9月
860点(L445 R415)2018年12月
865点(L425 R440)2019年1月
905点(L460 R445)2019年3月
930点(L480 R450)2019年11月
920点(L495 R425)2020年10月
915点(L475 R440)2021年4月
950点(L480 R470)2021年11月— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 15, 2021
英語学習は1日平均1時間程度でした。単純計算で言うと1000時間です。
なので、900点の人の場合だと達成までにかかる期間としてはだいたい以下の目安で見るとよいのでは?と考えています。
900点の人が950点をとるまでの目安
- 1日2~3時間学習:1年以内
- 1日1時間学習:3年以内
※TOEIC用の対策ばかりをやっていたわけではないので正確な数字ではなく、あくまでも目安です。
やり方が間違っていなければ、950点突破は時間の問題です
いま現在900点台前半で足踏み状態が続いている方は単に950点とるのに必要な時間をまだ満たしていないだけの可能性もあります。
実は僕は800点代後半でも2回ほど停滞していましたが、その際もやり方自体は変えてませんでした。
「まだ900点台に必要な時間を満たしていないんだな」という感覚でマイペースに継続しただけで900点は超えれました。
マイペースでいられたのはTOEIC用のパーソナルコーチをつけていたことがあり、あらかじめうまくいくやり方を知っていたからです。
同じやり方をすれば自分もほぼ同じ結果を手にすることになるだろうなと楽観的に考えて継続できました。
その点はラッキーでした。
それ以降も考え方は同じで、900点まで辿りついていて少しづつでも成長を感じることができているならやり方は変えなくても大丈夫です。
900点を超えてからはTOEICに対するモチベーション維持が難しい
TOEIC900点を超えていれば、それ以上は求められないことが多いです。
なので僕の場合「これ以上は趣味の領域」「そこまで焦らなくてもいい」と考えてかなりマイペースになってしまいました。
とりあえず最低限ノルマとしては1日も休まずに継続すること。
それだけ守ってやりたくない日はすぐに切り上げる感じです。
英会話力を上げるためのオンライン英会話のほうが楽しくなってきてそっちにハマっていましたね。
(頻度は多い時で1日25分×週6)
最後に
950点をとりましたが、満点990点をとるまでにはもう少しかかるような気がしています。
焦ってもしょうがないので、ゆるく継続して自己ベスト更新するつもりです。