TOEICはやれば素直に伸びるタイプの試験ですが、700点で伸び悩んでしまう人もいます。
なぜなのか考えたところ、一つわかりました。
先に答えを言うと、「英語の成長曲線と自分の学習量」を把握していないからです。
これについて解説します。
(今700点あれば)800点の壁は3ヶ月で突破できます
僕が700点から800点を超えるのにかかった準備期間は3ヶ月です(一発で行けました)。
今思えば「伸びるまでの時間と自分の学習量を意識していたから」です。
TOEICにはひっかけ問題がないので正しいやり方でやれば800点台までは時間に比例して上がっていきます。
#スタディサプリ をはじめてからの #TOEIC のスコアを改めてまとめてみた
705点(L380 R325)2018年9月
860点(L445 R415)2018年12月
865点(L425 R440)2019年1月
905点(L460 R445)2019年3月
930点(L480 R450)2019年11月— KY_ENGLISH|TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 13, 2019
英語の成長曲線と自分の学習量は知っておこう!
成長曲線英語力の伸び方は階段のように踊り場がある
英語力は正比例のグラフのように伸びるわけではなくて、階段のように伸びます。上がったと思ったらしばらく停滞します。
また、しばらく停滞が続いた後、一つの理解がきっかけでドカンと成長期が訪れます。
だから100時間やった時点でまったく伸びてなくても何ら不思議ではありません。
もし、この踊り場の時期に耐えらず長いこと休んでしまうと徐々に覚えたことまで忘れてしまいます。
逆にこの成長曲線を意識できると「もうちょっと時間がかかりそうだな」「今は我慢の時期だ」と切り替えて継続できるから停滞期でも乗り越えられます。
スコアアップに必要な学習量はある程度決まっている
じゃあどのくらいやればいいのかって話ですよね。
ズバリTOEICで100点アップするために必要な学習量ですが、大体200〜300時間と言われています。
700点から800点に到達したければ300時間やらずに諦めてしまうのは早いということです。
これは目安として知っておきたいですね。
(もちろん、一部の天才はもっと圧倒的な効率でスコアを伸ばすかもしれませんが、今はそういう例外を持ち出すのはやめておきましょう。)
学習した時間は毎回計測!しっかりと把握しよう
机の前に座って学習するにしても電車の中で学習するにしても通算の学習時間はわかっていたほうがいいです。
実は案外やっていないのにやったと錯覚してしまうことがあるからです。
例えば、単語を100問覚えるって最初はかなり大変です。知らない単語だけを100問完璧にするとなるとおそらく何時間もかかるでしょう。
でも、一度、覚えた単語って100問あっても5分くらいですべて見直せるんですよね。
どんぶり勘定でやっていると、30分くらいやった気になってしまうので注意したほうがいいです。
ラクになった分、学習量を減らせば長い間、停滞することに繋がります。
お前は本当に計ったの?と言われそうですが、あるテクニックを使って測っていました。測り方のコツは後ほど暴露します。
700点台での停滞を打破する方法
①測りながら300時間やってみる
700点台まで来ているならそんなに間違ったことはしていないはずです。
300時間を目指して積み上げましょう。
とは言え、いきなり300時間を目安にするのは心理的に大きな負担なのでもうちょっと刻むほうがいいです。
ポイントは早めに100時間達成してしまうことですね。
そうすれば、何かしらの結果は出はじめます。手応えも感じるでしょう。
さらに心理的にも「けっこう進んだからココでやめるのはもったいない。もうちょっとやってみるか」となりやすいです(サンクコスト効果と呼ばれるヤツです)。
②ボキャブラリーを徹底強化する
語彙力とTOEICスコアは比例する【証拠あり】にも書きましたが、800点台に到達しないならボキャブラリーが不足しています。
これは断言できます。
TOEICに出る語彙やイディオムって決まってる
95%以上の単語はTOEIC用の「単語帳」や「アプリ」の中から出ます。
700点台なら文法も一通り終わっているでしょう。
ということは単語とイディオムをしっかり対策しておけば、時間をかければ聞けないとか読めない部分はほとんどありません。
あなたは「目標とするTOEICスコアをとるために必要な範囲ならすべてやりきった」と自信を持って言えますか?
単語やイディオムって100時間あれば相当増やせるので軽視せずに取り組みましょう。
ボキャブラリーを完璧にやった後でまだ伸びないとしたら処理速度の問題ですが、それは声を出すことで解決できます。
③声を出す
音読って軽視しがちですが、TOEIC対策にとってはいいことばかりなんです。
- 英語の語順で理解できるようになる
- チャンクとして処理できるようになり内容が記憶に残りやすい
- TOEICの問題を解くべきペースがわかる
僕は教材の音声素材を声を出して読むようにしてから順調そのものですよ。
コツがあるので闇雲にやってもダメですが、自信を持ってオススメします。
(音読に関するくわしい話は停滞中のTOEICスコアは音読で爆上げ可能【やり方と条件を解説】に書きました。)
800点突破のポイントは700点の人がやらない面倒なことをやるだけだ
もしかしたら700点のあなたは「そんなアドバイスはいらない」「面倒でやってられない」と考えていることでしょう。
- 時間を測れ!
- もっと単語を覚えろ!
- 声を出せ!
僕自身、知らない人にそんなことを言われたら嫌になります。
というか、多分やりません。
だけど一ついい方法があります。
学習ツールでうまく手を抜くことです。
最強なのはスタディサプリ
面倒を極限まで解消でき、卑怯なほど捗ります(使っていない人からしたら反則級です)。
700点台停滞組にはスタディサプリがいい理由
スタサプは学習した時間だけをカウントするからほぼ間違いがない
自分の学習時間をアナログで計算するのって実はかなり面倒です。
机の前に座っている時間 ≠ 学習時間
ですよね。
だからこそ、デジタルに頼っちゃったほうがいいんですよ。
スタディサプリはアプリなので、いちいち自分でどのくらい学習したか知っておく必要はありません。
アプリを使った分だけ、自動的に時間を秒単位で計算しておいてくれるから、間違いがないんです。
シンプルですが、これが先程、測り方のコツとして書いたテクニックです。
学習時間を基準にして軌道修正しよう
仮に300時間学習してまったく伸びていなければ「軌道修正」が必要です。やり方が間違っている可能性のほうが高いからです。

「羽田空港」に行きたいのに「成田空港」に向かっているくらいのミスを犯しているかもしれません。
計測が甘いとやり方が間違っていることに気づけないので、軌道修正するためにも丁寧な計測は必須です。
スタサプは出るボキャブラリーだけを網羅している
スタディサプリは最小限の努力で最大限の結果が出るように設計されています。
なので以下のように自分の目標スコアに応じてやればいいだけなんです。
- 730点とれる単語
- 860点とれる単語
- 990点とれる単語

僕は3ヶ月でTOEIC705点から860点まで伸びましたが、時間の関係で単語の準備は860点の範囲までしかできてませんでした。
逆に言うと、もし990点分を完璧にしてたらもうちょっと取れてたかもしれません。
スタサプは音読の教材としても最適
従来の発音練習ってかなり面倒です。
だってCDや音声ファイルって必要なところだけ繰り返すのが大変じゃないですか。
そもそも今時CDプレーヤーなんて捨てちゃってますよね。
操作するだけで疲れちゃうから何回も繰り返そうという気になれません。
でもスタディサプリはアプリだからボタンをタップするだけで必要なところだけ瞬時に再生できます。
さらに自分の声を録音してくれるから、見本音声と自分の声を比較してできてない場所もわかるようになってるんです。
控えめに言って圧勝ですよ。
面倒くさがりな人向けスタディサプリTOEIC対策コース
効率的に対策するためにアプリを使うことに賛成のあなたはスタディサプリENGLISH TOEIC対策コース ベーシックプラン
を選ぶといいと思います。
スマホだけで完結できるようになっているから、スキマ時間が1分あれば、どこでもTOEIC対策ができます。
ストップウォッチで測った時間をノートに書き留める時代遅れの勉強スタイルはもうやめて、もっとスマートに高得点を狙いましょう。
860点を目指すならついでに
主張したい内容はほぼ同じですが、TOEIC860点突破の方法については以下のページにまとめました。
-
TOEIC860点を突破できた具体的な方法とは
TOEICで860点を超えると最上位グループ扱いになるので、一旦、目標ラインとして設定している人も多いのではないでしょうか? では、どうやったらとれるのか。このページでは優先順位をつけて紹介します。 ...