TOEIC900点と言えば、TOEIC受験者間では一つの大きな目標ですよね。
簡単にとれるわけではないので、ある程度の英語力を持つ証明になり、仕事上も有利です。
このページではすでに900点の壁を突破した僕が振り返ってみて大切だと考える準備を紹介します。
軽い実績紹介
30代半ばで英語熱が再燃。仕事はそこそこにしてTOEIC対策にコミットしたら900点を超えました。
書いている時点の最高スコアは930点です。
#スタディサプリ をはじめてからの #TOEIC のスコアを改めてまとめてみた
705点(L380 R325)2018年9月
860点(L445 R415)2018年12月
865点(L425 R440)2019年1月
905点(L460 R445)2019年3月
930点(L480 R450)2019年11月— KY_ENGLISH@TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 13, 2019
#TOEIC の結果が郵送されてきた
ABILITIES MEASUREDを見る限り、極端な弱点はなくなったけどまだどれも微妙に足りていないようだ pic.twitter.com/USFvWy4JjZ
— KY_ENGLISH@TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 21, 2019
達成したときの感想としては運や才能がなくても本人次第で十分に実現可能な範囲だってことですかね。とくに目前までたどり着いている人は正しい準備をすれば近いうちに届くはずですよ。
TOEIC900点の壁を突破する人が呼吸をするレベルで当たり前に行っている準備
ボキャブラリーは不安材料なし
単語で苦戦してるレベルだとTOEIC900点クリアはありえません。
イメージとしては「TOEICに出てくる単語ならほとんど知ってますよ」「試験会場に単語帳は持っていきません」と言い切れる状態になっている必要があります。
正直、TOEICに出る単語はそこまで多いわけではないので最低条件なんですよね。
TOEIC用の単語集一冊を繰り返しやりこみ、模試などではじめてみたフレーズも記録しておくのが良いでしょう。
すべての基礎なのでここが不安な状態なら何をやってもうまくいかないと思います。
(ちなみにTOEIC用の教材であればなんでもいいです。僕はTOEICアプリでの学習が好きなので単語帳は使わずに覚えましたがまったく問題ありませんでした。)
TOEICの出題傾向を把握し、体が回答ペースの時間配分を覚えている状態で受験
TOEICは情報処理能力の勝負でもあります。
ゆっくりやってたら必ず時間が足りなくなるようにできてるので、準備の時点で時間配分を逆算しておいて体に覚え込ませる練習もしておく必要があるんです(自分流にカスタマイズして最適化します。)。
- Part1は説明用の放送中にPart3のイラスト問題を先読み
- Part5にかけられるのは1問あたり平均20秒だ
- Part7は55分で解くのがいいな
みたいなのはそれこそ誰でもやってるイメージですね。
現時点でやっていないとしたら他の受験者とは周回遅れレベルの差がついています。
体調管理バッチリ、試験日前から自己管理を徹底
しつこいですが、TOEICで900の壁を超えるには情報処理の能力も必要です。
- 2時間で200問
- 休みなしで連続集中
だからこそ試験日のコンディションは万全でなければなりません。
二日酔いの睡眠不足状態で受験すれば、多分、実績のある人でも凡ミスをして足元をすくわれます。
試験直前は睡眠時間をしっかりと確保し、当日、パフォーマンスを最大限に発揮できる準備をしておきましょう。
間違った部分だけを徹底的に復習して見つかった弱点はことごとく潰している
受験エリートの人にとっての常識って僕のような偏差値50以下の人間には非常識だったりすることがあります。
例えば、その典型的な例が復習の仕方です。
勉強が苦手な人は不安からかすでに覚えたところまで復習してしまい時間がなくなるんですよね。
もちろん、それだと効率が悪すぎます。
逆にデキる人は間違えたところや記憶が曖昧になっているところをピックアップし、繰り返しやって定着させることで完璧を目指します。
勉強の仕方が身についていないと900点は夢のまた夢かもしれません。
猛スピードで目標をクリアできる!継続のコツ
コンサルタントや評論家として有名な勝間和代さんが自身のYouTubeチャンネルで継続のコツについて話していました。
TOEICを攻略する場合にも当てはまることだったので、僕は以下のツイートをしたんですが、この意味についてもう少し深掘りしていきたいと思います。
僕がTOEICで900点取るまでにやったことはまさに勝間さんの「継続力の養い方3つのコツ」の話の内容の通りだった
・明確な目標を期限付きでもつ
・一人でやらない、仲間をつくる
・数分間以上毎日続ける https://t.co/NmyHcBJryZ— KY_ENGLISH@TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) August 31, 2019
動画はこちら
短期間でのTOEIC攻略を可能にするシンプルな3つのルール
①最初に明確な目標を期限付きでもつ
僕はTOEICに本気で挑戦するにあたって3ヶ月で900点を目標スコアに定めました。
また、目標を達成することはすでに確定している前提で動き、かなり具体的に妄想もしています。
参考TOEICスコアが無事900点超えたらどうするの?僕が考えていること
結果としては6ヶ月で905点と目標としていた時間よりはかかってしまいましたが、スコア的にはノルマ達成に成功しています。
目標と期限がなければもっと長引いていたのはほぼ間違いないでしょう。
期間限定だったから9割の付き合いを断って集中できたし、ゴールを決めていたから駆け抜けられたんです。
逆に「とにかく頑張ってできるだけ最高点を目指す」みたいな曖昧な目標が悪いところはいくつもあります。
話が長くなるので別のページに書いてますが、デメリットはかなり多いですよ。
参考TOEICで早く結果が出る人の思考法(ヒント:逆算+短期集中)
②一人でやらない、仲間をつくる
仲間をつくるというと大げさですが、誰にも知られずにひっそりとやるのは避けたほうがいいです。
なぜなら、人間は自分に甘いからです。
他人からの目線を気にすることによって、やっとやめることを思いとどまらせてくれます。
じゃあ、何をすればいいのか?
このために僕がやったこととしては、具体的にいうと3つあります。
- このブログ(サイト)を作って、誰かに見られること
- ツイッターでも学習時間や学習内容を定期的にツイートすること
- パーソナルコーチに見てもらうこと
最低でも1つくらいはやらないとダメだと思います。
特にオススメはコーチをつけることですね。
コーチがいると自分のためじゃなくて、コーチのためにやらないといけない感情が出てくるんですよ。
もし、予算的に厳しくて独学をするとしても他人の目を意識するために何かしら発信はしたほうがいいです。不思議と誰か見てくれてますから。
③数分間以上毎日続ける
勝間さんも動画の中で言っていますが、3日おきとかになると急に続かなくなりますよね。
ゴミの日って毎日じゃないからうっかり出し忘れたりしませんか?そんな感じです。
だから、ベストなのは毎日の中に英語のための枠を確保しておくこと。
多分、歯磨きや入浴(シャワー)って、無意識レベルで枠として確保しているからできるんだと思います。
あと僕は連続記録をつくるイメージを大切にしています。
積み重ねれば、積み重ねるほど習慣化し、休むのが逆にストレスになります。
本当に時間がない場合は別に2分とかでノルマ達成としちゃってもOKですよ。
スタディサプリをはじめてから気づいたらそろそろ1年経つ
毎日英語をやるのが当たり前になってしまったから、休むのが逆に怖い pic.twitter.com/ddTuUHbytX
— KY_ENGLISH@TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) August 23, 2019
ちなみに
やったかどうかはログをとって残すっていうのもポイントですね。後から見返すことが自信にもなります。
できれば入力することなく自動で残るものがいいです。一手間増えるとそれだけで何倍も大変になりますからね。
僕がスタディサプリのようによくできたアプリを使うのには、実はそういう理由もあります。
目標を達成できたおかげで自分に自信がつきました。
今後、英語に限らず新たな目標に挑戦する時もこの成功体験を応用すればうまく行く確率が高いと思っています。
シンプルな3つのルールはたいていのことに当てはまるはずですから、ぜひ活用してみてください。
【おまけ】目標達成のためにはスケジュール管理も重要
特に自己管理力が低いと感じているなら自分の力でどうにかしようとせず、ペースメーカーを見つけるのも手です。
僕はスタディサプリで実績のあるコーチをつけてうまくいきました。
スケジュールもプロが作成した上で管理してくれるので、自己流と比較して安心感が違います。
くわしく書くと長くなるので独学でTOEIC900点を狙うのはけっこう大変だ【難易度高】に続きます。
【NG事例集】TOEIC初心者がやりがちな失敗例
最高を更新するつもりならこれから書く失敗パターンはできるだけ回避することが重要です。
①会場に着いた時点で消耗してしまっている
TOEICは2時間休みなしの長めの試験です。
試験がはじまる前にエネルギーを使い切ってしまうと集中力が続きません。
なので試験開始までの間、いかにセーブしつつ、省エネで過ごせるかがカギです。
この難題を乗り越えるには試験当日の全体的な流れを事前にイメージし、リハーサルできていることがポイントになります。
- 起床時間
- 会場までのルート(最適な交通手段の選択)
- 会場入りの時間帯
- 会場に着いてからの行動
など
②忘れ物をしてしまう(時計, 筆記用具, 身分証明書など)
良い精神状態で受験するためにも忘れ物には注意しましょう。
会場に着いた時点で忘れ物に気付くと少なからず心が乱れます。
ちなみに今の時代、会場近くのコンビニで鉛筆を買えばどうにかなったりしますが、普段使い慣れた筆記用具を使ったほうが安心して受験できると思いますよ。
また、言うまでもなく腕時計はタイムマネジメント上、重要です。
会場には時計がついていないケースのほうが圧倒的に多いので持っていきましょう。
持ってないと練習通りのパフォーマンスを発揮できずに終わってしまうはずです。
受験会場近くのコンビニで買おうとしても売り切れているケースが考えられます(経験済)。
途中で気付いてもほとんど取り返しがつかないパターンとして考えられるのが、証明写真や身分証明書を忘れるケースですが、最悪受験できずに終わってしまいます。
前日の夜までには準備したいですね。
③証明写真を当日に用意する
会場に行く途中で証明写真を撮り、会場で貼るみたいなことも一応、可能ではあります。
ただ、①でも書いたとおり、試験前に一仕事するのはあまりオススメできることではありません。
また、証明写真機で撮るよりもスマホで撮って印刷したほうが10分の1くらいのコストに抑えられるという点でも「かなりもったいないのでは?」と感じてしまいますね。
④開始時刻ギリギリで会場入り
TOEICは会場でチェックインを済ませ、自分の机に着いたタイミングで解答用紙に氏名等を記入することができます。
記入後は一息ついたり、トイレに行ったりすることができるのでギリギリにつくよりも余裕をもって会場に入ったほうが有利だと思います。
⑤トイレのタイミングをミスる(水分とりすぎ)
TOEICはルール上、試験時間中にトイレに行くことも可能みたいですが、当然、その分の解答時間が減ってしまいます。
多くの受験者はそんなに時間に余裕があるわけではないので試験前にトイレを済ませるのが基本です。
生理現象なのでどうしようもできないこともあるかもしれませんが、がぶ飲み等、意識さえしてれば、自分でコントロールできる部分については気をつけたいですね。
⑥満腹で受験
言うまでもないことですが、満腹状態だと脳に血が回りません。
眠くて頭が回転していない状態で自己ベストを出すなんてのは夢のまた夢です。
⑦睡眠不足で受験
睡眠時間は7時間くらいが理想と言われるみたいですが、しっかりと睡眠を確保できていますか?
睡眠の重要性は無視できないですよ。
僕は自宅で実験的に寝る前と朝イチでTOEICのPart7を解いて比べてみたのですが、出来が全然違いました。
どうなったかと言うと、深夜寝る直前に解いた時は解ききれず、タイムオーバー。一方、朝イチだと余裕を持って解き終わりました。
最近は午前と午後を選べるようになったので受験時間を工夫する余地があるかもしれませんね。
⑧直前までインプット
人間の集中力の持続時間についてググってみると、様々な説があるようですが、高めの集中力だと15分程度、長くてもせいぜい90分が限界なんだそうです。
試験直前までインプットをしているとリスニングの途中で集中力が切れる可能性があることから、軽いウォーミングアップ程度に留めるのがベターだと思いますよ。
そうじゃなくてもリスニングは一発勝負なので特に高い集中力が必要ですからね。
個人的にはTOEIC関連のインプットだけじゃなくて、スマホをイジって情報収集するなどの行為も頭が疲れるので「極力は避けたほうがいいかも」という気がしています。
最後に
「なんだ、もう全部できているよ」と思った場合、すでに僕レベルの人間があなたにお伝えすることはありません。
間もなく900点をとれるはずです。
一方で、どれもはじめて知ったという場合、どれも重要なのですぐに取り入れることをオススメします。