ネットをみてるとTOEICスクールや教材なんかで「3ヶ月コース」みたいのが一般的だったりします。
これについて、なぜ3ヶ月なのか理由を考えたことありますか?
僕も最初は理由がわからなかったんですが、経験を通して気付きました。
「TOEICにおいては3ヶ月計画は合理的である」と。
これについてもう少しくわしく書きます。
実際、3ヶ月計画でTOEIC155点UPしました(705点⇒860点)
TOEICの結果出た!
3ヶ月で900点台の挑戦には失敗したけど、予想通り800点台後半は行ったよ
705点→(200時間)→860点
パーソナルコーチをつけて200時間で155点UP#スタディサプリ#TOEIC#パーソナルコーチ pic.twitter.com/GNioPBhPBM
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 28, 2018
受験の数日前の総学習時間を見たら188時間でした
今日からTOIEC本番までは期間限定で朝型に切り替える!
そう言えば、学習開始から3ヶ月経っていることに気づいた pic.twitter.com/VhGwHeFNTX
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 6, 2018
学習開始から94日目の記録です。
TOEICは「3ヶ月計画」で進めるのが合理的な理由
①1ヶ月計画だと伸びたのかわかりにくいから
弱点が残っている人の場合、弱い部分をカバーするだけでも1ヶ月で結果は出ることもあります。
僕自身、最初の1ヶ月で70点相当アップした経験があります。
だから1ヶ月で計画を立てるのが完全に悪いとは思いません。
ただ、勉強がある程度進んでくると同じ70時間でも5点しか上がらないということも経験しています。
つまり、1ヶ月ってのは結果を出す上でなかなか難しい期間だということ。
英語力の伸び方って一定ではなくて、急に伸びる時期と停滞する時期があります。
TOEICは年10回開催されますが、連続で受けても成果が見えにくため、特別な理由がなければちょっと間をあけて受けるくらいがちょうどいいと思いますね。
(月1で受けると前の受験結果が郵送されてきた頃に即本番を迎えてしまいます。修正期間が短かすぎてがしっかりと準備できないんです。)
②とは言え、3ヶ月あればスランプも脱せるから
TOEIC業界では「TOEICで100点上げるには200~300時間かかる」と言われています。
で、その200時間ってのは現実的な計画に落とし込むと3ヶ月くらいで達成できる数字なんですよね。
(1ヶ月で300時間をやるのはほとんど無理な話ですが、3ヶ月必死になってTOEICに取り組めば、200〜300時間程度は確保できます。)
実際、僕の結果もその理論の範囲に当てはまるので、一般的にも当てはまりやすいデータなんじゃないかと感じました。
200~300時間で100点UPという理論は多分、間違ってないですよ。
簡単ではありませんが、やってみればスコアが変わるのがわかるはずです。
ちなみに僕は705点から905点になるまでに6ヶ月かかったんですが、この期間は大きく分けて2つに分類できます。
- 前半の3ヶ月:一気に伸びた期間
- 後半の3ヶ月:スコア停滞を抜け出すのにかかった期間
よってスランプを抜けるという意味でも最適な期間です。
スランプにいてもやり方が間違えてなければ3ヶ月で抜け出せます。
もし、3ヶ月やっても何も変わらないようであれば、計画を見直すのにもいいタイミングです。早めにやり方を変更しましょう。
③同レベルの集中力が続く限界ラインだから
経験のある修行僧でもない限り、長期間一つのことに集中して取り組むのは簡単ではありません。
どうしても集中力が落ちてきます。
以下は僕が勉強したペースをまとめたグラフですが、2ヶ月目がピークで3ヶ月目がペースダウンしてるように見えます。
ポイント
- 縦軸:1日に何分勉強したか
- 横軸:1日目から96日目まで
- 97日目に受験した結果:705点→860点
自分では一定のペースでやっていたと思ってましたが、こうやってみるとかなり波形ですよね。
1時間未満の日もあれば3時間の日もあります。
ただ、トータルで見ると大体平均2時間に落ち着く感じですね。
④3ヶ月で大幅に伸びた人の動画を見つけたから
かなり前の試験を受けたそうなので情報が少し古いですが、他にも3ヶ月で結果を出す人はいます。
↓どうやら3ヶ月で350点もUPしたようです。
⑤3ヶ月先くらいが計画できるギリギリラインだから
現実問題、1年先の未来が予想通りになることは難しいんじゃないでしょうか?
1年あればいろいろなことが変わるからです。
ただ、3ヶ月先くらいなら今の時点から逆算できることが多いです。
例えば、100点アップのために、300時間の時間が必要だと仮定すると1ヶ月あたり100時間、1日あたり3時間など。
ここまで落とし込んでおかないと計画とは呼べません。ToDoリストを作って自己満足しているだけでその計画が実行不可能だったら意味がないんです。
以上を踏まえると、3ヶ月の計画は悪くなさそうです。
平均2時間の3ヶ月計画がうまく行った秘訣はある?
これだけ不安定なのに平均2時間もできたのはいくつか原因があるかもしれません。
①コーチにコントロールしてもらってた
まずはプロにペース配分を任せたことです。
700点から900点を目指していたので、2時間ペースの学習が必要なことはわかっていました。
ただし、どのくらいの分量が2時間分なのかなんてことを自分で把握してたわけではありません。
なので、自分では考えることをせず、コーチが作るスケジュールに遅れないようにしたんですが、これが正解でした。
自分の知らない土地でカーナビ無しで闇雲に進むと迷子になる可能性がありますが、一回行った人が助手席にいれば迷子になるリスクが大幅に減るのと一緒です。
計画は実行可能なレベルまで落とし込まれていたから成功できました。
コーチのつくるスケジュールは1週間単位だったので、自分の予定の中で時間がある日とない日をなんとか調整する感じ乗り切ることができました。
未消化だったことが1回ありましたが、微調整してもらえば完走できる計画だったから良かったです。
参考3ヶ月vs6ヶ月 スタサプTOEICパーソナルコーチプラン どっちを選ぶ?
②限界に挑戦した
短期集中と決めてたので期間中だけはあまり甘い考えを持たないようにしてました。
誘いなども断り、勉強中心です。
心理的に楽なことを選んでいたら、本番でここぞという時に最大限の力を発揮することが難しいからです。
決まったペースでコツコツやるのももちろん大切ですよ。でも、TOEICは期間を決めて限界に挑戦するほうが成功しやすいと思いますね。
③あらかじめ時間を確保していた
今の職場は定時に退社できるような環境ではありません。
なので、僕は比較的、仕事量が少ないとわかっている時期を選んでTOEICに挑戦しています。
短期集中でやるならコミットが必要なので時間を確保することは結果に大きく作用します。
最後に
これから真剣にTOEIC対策をしようと考えているなら、「3ヶ月」計画で進めるのがオススメです。