「TOEICアプリ おすすめ」などと検索すると高確率で見かけるスタサプやabceed。
両アプリとも人気のTOEICアプリなので色々な意見があって混乱しているかもしれません。
ただし、よく分析すると違いもわりとあって、どちらが向いているかはレベル感によっても異なります。
今回はそれぞれの特徴を比べつつ、パターンごとにどっちがいいのかまとめてみます。
このページの対象者
- アプリでのTOEIC対策を検討している
- スタサプとabceedのどちらを選ぶか迷っている
- 自分に合っているほうを使いたい
このページでわかること
- 2つのアプリの違いと長所・短所
- あなたに向いているアプリはどちらか
今回比較するTOEICアプリ
スタサプ|TOEIC対策コース ベーシックプラン
TOEIC対策アプリの決定版(英語学習アプリ利用者No1)
リクルートのTOEICアプリ「スタサプ」にはカリスマ講師による動画解説が収録されており、TOEICに必要な知識だけを集中的に復習可能。本番形式の問題を20回分収録し、本番に向けた演習もバッチリ。アプリだけでTOEIC準備が完成します。
無料体験希望者はこちら:スタディサプリTOEIC対策コース|ベーシックプランを申し込む前にチェック
abceed|Proプラン
TOEIC市販教材の問題が待望のアプリ化
TOEICの市販教材の問題が大量に収録されたアプリです。
AI分析によって弱点部分だけを徹底的に本番形式で演習するのにピッタリ。スコア予測もできるので自分の実力アップをリアルタイムで実感できます。
収録問題数は模試25回分とスタサプよりも多いのも見逃せないポイントです。
スタサプ vs abceed TOEICアプリの比較表
スタディサプリ | abceed | ||
---|---|---|---|
コース | TOEIC対策コース ベーシックプラン | Proプラン | |
メインの学習教材 | アプリ | アプリ | |
アプリ内容 | AI学習 | 対応 | 対応 |
基礎文法 | |||
レベル別単語クイズ | |||
Part別講義 | |||
Part別演習 | |||
ディクテーション | ※ | ||
シャドーイング | ※ | ||
リピーティング | ※ | ||
発音チェック | ※ | ||
動画解説 | あり | なし | |
スコア予測 | |||
教材(参考書)使い放題 | |||
収録問題数 | 模試20回分 | 模試25回分 | |
端末 | PC | ||
スマホ・タブレット | |||
アプリの評価 | Google Play | 4.4 | 3.3 |
App Store | 4.6 | 4.7 | |
対象レベル | TOEIC400点以上 | TOEIC600点から900点 | |
コーチング※ | パーソナルコーチプランあり (別料金) | ABCEED ENGLISH (別料金) |
|
学習期間 | 6ヶ月 12ヶ月 | 3ヶ月 12ヶ月 |
|
無料体験期間 | 7日間 | 3日間 | |
価格 | 3,278円 / 1ヶ月 18,348円 / 6ヶ月 32,736円 / 12ヶ月 | 2,700円 / 1ヶ月 8,100円 / 3ヶ月 32,400円 / 12ヶ月 |
以上が両アプリの簡単な比較になります。※の部分は後ほど補足して説明します。
ここからは表をもとに各アプリの強みと弱点を紹介します。
スタサプの特徴
- 動画講義がある
- TOEIC400点台くらいから使える
- リーディング問題にも音声がある
- スコア予測機能がない
Good
動画講義がある
スタサプは動画で知識の抜けを確認できます(基本文法や各Partごとの講義等)。そして、カリスマ講師の解説だけに教え方に無駄がなくもちろん質も高いです。
動画は英語学習にブランクがあった人の復習ツールとしても役立つでしょうね。
TOEIC400点台くらいからなら使える
スタサプは収録されている問題や解説等、レベル感的にabceedよりも低めに作られています。
リーディング問題にも音声がある
リスニング音声が収録されているのはもちろんのこと、リーディング問題も音声化されています。声を出すトレーニングが流れの中に組み込まれており自然な形で英語力がアップします。
Bad
スコア予測機能がない
学習中、「はたして自分は昨日より成長したのだろうか?」と思うことがあります。こういうときにスコア予測表示があれば便利なんですが、残念ながらスタサプにはないため模試を解いて把握する必要があります。
(E・D・C・B・A・S・SSランクとして表示される機能は追加されました)
スタサプの評判はこちら
abceedの特徴
- 弱点だけを強化できる
- 問題量が多い
- 難易度が高い問題もある
- 教材が使い放題
- スコア予測機能
- 動画解説がない
- リーディングは音声がない
Good
弱点だけを強化できる
初回に30問程度の模試を解くだけでAIによる弱点分析が行われ、予測スコアも表示されます。
AIによる分析後はやるべきことが決められていて、指示に沿って進めていくだけだから、迷子になりにくいです。自分のレベルに合わない問題は出題されないようになっているから学習効果が高く安心して進められます。
問題量が多い
収録されている問題数で言えば、abceedのほうが多いです。
難易度が高い問題もある
スタサプよりも難しい問題が収録されているので上級者にとってもやりがいがあります。
教材が使い放題
市販の人気教材の問題部分がアプリとしてサブスクで使えるのでコスパはいいです。アプリ化されているので音声を再生するのも便利で、苦手な単語だけを復習しやすいです。
スコア予測機能
問題を解くごとに現在の推定スコアが出るので、成長を実感しやすいです。
Bad
動画解説がない
abceedは問題演習に必要なインプットは終わってる前提でテキストによる解説のみとなっています。読み放題となっている市販教材を使ってインプットできないことないですが、体系的に学ぶことはできません。
なのでインプット不足の人は迷子になって、どこの話をしているのかわからないことがあるかもしれません。
リーディングは音声がない
abceedでも音声を使ったトレーニング(ディクテーション・シャドーイング・リピーティング・発音チェック)はできますが、一部対応していない問題もあります。
abceedの評判はこちら
両アプリの共通点
両アプリには共通点がいくつかあります。
※無料体験期間がある
無料体験期間中も機能制限なしで使えます。
※料金はほぼ変わらない
利用期間に若干の差はありますが、どちらのアプリも料金的な差はありません。
1ヶ月 | 3,278円 | 2,700円 | 3,200円 | 4,980円 | |
2ヶ月 | |||||
3ヶ月 | 8,100円 | 42,900円 (600点コース) | 11,200円 | ||
4ヶ月 | |||||
5ヶ月 | 49,500円 (800点コース) | ||||
6ヶ月 | 18,348円 | ||||
12ヶ月 | 32,736円 | 32,400円 | 22,800円 | ||
スタサプの詳細 | スタサプ vs abceed | スタサプ vs スタディング | スタサプ vs Z会 | スタサプ vs Santa アルク |
※300点台の人にはどちらも難しいかも
超初心者向けの解説はどちらのアプリでも省かれていることも多く、300点もあやしいような弱点だらけのレベルで始めると挫折する可能性があります。
正直、上級者になると超初心者向けの解説なんかダルくて聴きたくないですから、やはり全員に合わせた教材っていうのは無理があり、しょうがないかと思います。
参考TOEIC300点台の社会人がやり直すための具体的な方法
※パーソナルコーチプランがある
両アプリには有料でコーチをつけられるプランがあります。
コーチングを受けつつアプリを使うことでTOEIC本番に向けてしっかりとした準備ができます。
コーチをつけるメリット
- 進め方のアドバイス
- 疑問や不安の解消
- 最適なスケジュール管理
- 目標やスケジュールの軌道修正
スタサプのほうがいい人
インプットがまだ完全には済んでいない中級者
スタサプのコンテンツは動画による解説がハイクオリティなことから中級者以上が知識の確認やインプット教材として使う分にはもってこいです。
リーディングにも音声が必要
リーディング対策として音読をするならスタサプを使ったほうがいいです。
abceedのほうがいい人
必要知識をインプット済(中上級者)
abceedは問題演習と解説がメインなのでインプットは他で学んだほうが効率的です。
問題を解きまくりたい
AIの出題に沿って進めていけば、目標スコアを達成できるようになっているので「インプットは済んだのでアウトプット中心で準備したい(問題を解きたい)」「自己流に進めてるけどしばらく停滞中」「弱い部分を把握したい」という人にとってはピッタリです。
逆に弱点だらけだとAIによる出題の効果も限定的になります。そういう意味では弱点のほうが少なくなってきた状態で使い始めるのが望ましいでしょう。
まとめ
スコア別にまとめると以下のような選び方がオススメです。
スタディサプリ | abceed | |
---|---|---|
800点以上 | ||
600~800点 | ||
400~600点 | ||
400点未満 | TOEIC300点台向けの攻略方法 |
ポイントとしては自分のレベル感にあっていることを確認した上で、直感的に良いと思えるものを選ぶことです。
自分がピンとこないものを選んでしまうと、結局続かなくなります。英語学習は継続がカギなので嫌々やっても伸びません。自分がこれならできると思う学習方法で進められることをオススメします。
そうすれば必ず結果は出ます。