アプリでTOEIC対策をしたい人の選択肢として「スタサプ」や「Z会」があります。
今回は両アプリの特徴を比べつつ、パターンごとにどっちがいいのかまとめてみます。
このページの対象者
- アプリでのTOEIC対策を検討している
- スタサプとZ会のどちらを選ぶか迷っている
- 自分に合っているほうを使いたい
このページでわかること
- 2つのアプリの違いと長所・短所
- あなたに向いているアプリはどちらか
今回比較するTOEIC通信講座
スタディサプリ|TOEIC対策コース ベーシックプラン
TOEIC対策アプリの決定版(英語学習アプリ利用者No1)
リクルートのTOEICアプリ「スタディサプリ」は20回分の問題演習を収録し、ディクテーションやシャドーイングにも対応。カリスマ講師による動画解説も収録されており、忙しいビジネスマンのTOEIC対策にもピッタリです(従来の英語学習挫折組がスタサプに挑戦し、継続できるようになった事例多数)。
コースの学習期間である半年や1年を待たずに目標スコアを繰り上げ達成する人も続出しています。
無料体験希望者はこちら:スタディサプリTOEIC対策コース|ベーシックプランを申し込む前にチェック
Z会|Adaptie講座
Z会品質のTOEIC対策アプリ
大手教育会社Z会の「Adaptie」もTOEIC対策用アプリです。カリキュラムがかっちりと決まっていないため、各自の目標スコアやスケジュール感に合わせて柔軟な使い方ができます(完了までの目安期間:6ヶ月~1年)。
演習ではAIが問題に取り組むたびに弱点をピンポイントで分析し、個別最適化された問題を出題。効率的に苦手克服できるから目標スコアまで一直線に到達できます。
Z会 Adaptie (公式サイト)
スタサプ vs Z会 TOEIC講座の比較表
スタディサプリ | Z会 |
||
---|---|---|---|
コース | TOEIC対策コース ベーシックプラン | Adaptie講座 | |
学習方法 | アプリ | アプリ | |
アプリ内容 | AI学習 | 対応 | 対応 |
基礎文法 | |||
レベル別単語クイズ | |||
ディクテーション | |||
シャドーイング | |||
Part別講義 | |||
Part別演習 | |||
模試 | 20回分 | 3回 | |
端末 | PC | ||
スマホ・タブレット | |||
動画解説 | 本数 | 約580本 | 約100本 |
講師 | 関 正生 先生 | 田中 亜由美 先生 駒井 亜紀子 先生 |
|
ユーザー | 年齢層 | 20~40代中心 | 20~60代 |
対象のTOEICスコア | 400点から | 400点から990点 | |
累計受講者 | 不明 | 1万4千人 | |
学習相談方法 | パーソナルコーチプラン (別料金) | 教えてZ会! (追加料金不要) |
|
特典 | なし | Amazonギフト券 | |
学習期間 | 6~12ヶ月 | 6~12ヶ月 | |
無料体験期間 | 7日間 | なし | |
価格 | 3,278円( 1ヶ月 ) 18,348円( 6ヶ月 ) 32,736円( 12ヶ月 ) | 3,900円( 1ヶ月 ) 21,600円( 6ヶ月 ) 34,800円( 12ヶ月 ) |
以上が両TOEICコースの簡単な比較になります。
続いて、表ではわかりにくいながらも、本当は注意すべき部分を補足します。
対象レベル
両コースが対象としているユーザーのレベルは概ねTOEIC400点以上になります。
200~300点台で使う人もいますが、公式サイト上に掲載されたデータでは500点台以上のユーザーが目立ちます。
TOEIC300点台の方へ:TOEIC300点レベルならいきなりスタサプは難しいかもよ
カリキュラム
両コースに言えることですが、カリキュラムに沿ってきっちりと決まったスケジュール感で進めるというよりも、すきま時間等を活用しつつ、比較的各自のペースでフレキシブルに進められるような設計です。
もし基礎力に自信がなくて、1からしっかり作り直したい時はアプリの前に自分のレベル感にあった講座で数ヶ月の事前学習することをオススメします。
カリキュラムがないと迷ってしまう人もいるようです
Z会のTOEIC Adaptie、進度がわからないし一日の取り組み目安もよくわからなくて困る…
100UPの方にすべきだったかな— りぃ (@Erable1017) June 13, 2020
学習相談
スタサプは進めている途中でテキストの内容に不明点があっても自己解決するか、有料サポートを受けるシステムになっています(パーソナルコーチプラン)。
一方、Z会はテキストの内容に関する質問や悩み相談等も講座料金に含まれています(教えてZ会!)。
アプリは達成度や習熟度を把握しやすい
アプリは履歴をかんたんに把握できたり、ランク判定で自分の成長がリアルタイムでわかったりする部分が従来の学習と大きく違います。勉強が嫌いな人にこそピッタリです。
スタサプの特徴
- レベルごとのボキャブラリー対策
- アプリだからこそのリスニング対策
- 模試が多い
- 動画の本数が多い
- 無料体験ができる
- 学習相談や個別サポートは有料
- 目標達成時の特典がない
Good
レベルごとのボキャブラリー対策
スコアに応じた単語テストによって、目標達成に最低限必要な単語だけを高速で学習できます。
アプリだからこそのリスニング対策
スタサプではディクテーションやシャドーイングといったトレーニングが可能になっています。従来のようなテキスト学習ではなかなか難しかったリスニングもアプリならではの学習で飛躍的にUPが見込めます。
模試が多い
本番形式の問題が20回分も収録されているから十分な準備ができます。
※公式問題集は1冊3000円以上
動画の本数が多い
動画解説の本数はスタサプが多いです。
無料体験ができる
本申込みをする前に7日間の無料トライアルで使い放題です。
無料とは言え有料会員と同じ機能が使える(=制限がない)ので思う存分、試せます。
Bad
学習相談や個別サポートは有料
「何をやればいいかわからない」「どうやって進めればいいかわからない」といった場合には有料サービス(パーソナルコーチプラン)でサポートを受ける必要があります。
目標達成時の特典がない
目標を達成しても特にプレゼントのようなものはありません。
Z会の特徴
- 質問・相談が無料かつ無制限
- ジャンプアップ賞
- 動画が少ない
- シャドーイングやディクテーションの専用コンテンツがない
- 模試の回数が少ない
- 無料体験期間がない
Good
質問・相談が無料かつ無制限
追加料金なしで問題への質問や学習法の相談ができます。
ジャンプアップ賞
Z会にはスコアが大幅に伸びた受講者へのAmazonギフト券プレゼント制度があります。
- 100点以上アップ:Amazonギフト券 3,000円分
- 50点以上アップ:Amazonギフト券 1,000円分
Bad
動画が少ない
スタサプと比較すると動画の本数が少ないです。
シャドーイングやディクテーションの専用コンテンツがない
リスニングの学習に効果的なシャドーイングやディクテーションがありません。
模試の回数が少ない
Z会の模試は「Pre Test」「Half Test」「Target Test」の3回のみです。
無料体験期間がない
本申込みの前に試して判断することができません。
スタサプのほうが向いている人
- リスニング力を強化したい
- 本番形式の模試を多くやりたい
- とりあえず無料で試したい
リスニング力を強化したい
スタサプのアプリでできるディクテーションやシャドーイングはリスニングに効果的なトレーニングです。
本番形式の模試を多くやりたい
スタサプに収録されている20回分の模試によって多くの練習ができます。
とりあえず無料で試したい
従来のテキスト学習に慣れた人にとってはアプリを使ったTOEIC対策がどんなものかをイメージしにくいかもしれません。Z会にはトライアルがないため、まずおためしでスタサプを使ってみるのも手です。
まだスタサプを始めていない方へ
アプリ学習の良さの一つはいつでもどこでもできること。
まだ市販教材しか使ったことがないって方は、ぜひ、一度スタサプを触ってその便利さを実感してみてください(Z会には無料体験がないため)。
コスパを比較しました:スタサプ vs 市販教材 TOEIC対策にどっちを選ぶ?
かんたん1分!無料体験申し込み手続きへ
ベーシックプラン
(スタディサプリ公式サイト)
7日間アプリ使い放題
実際にやってみて合わないと判断したらすぐに利用を中止できます。
いやいや無料体験なんてまだ早いよ…って思った方はこちら:スタディサプリTOEIC対策コースのベーシックプランをはじめる前に
Z会のほうが向いている人
- 予算を抑えたい(質問や相談に追加料金は払えない)
- プレゼント制度にやりがいを感じる
予算を抑えたい(質問や相談に追加料金は払えない)
両アプリは1ヶ月単位での利用もできますが、Z会が若干安くなっています。
また、スタサプでサポートを受けることを考えるとパーソナルコーチプランを申し込む必要があり、約7~8万円かかります(キャンペーンなどがあるため、金額は時期によって変動します)。
Z会なら追加料金なしで質問ができるため、予算が限られている場合の選択肢として検討する価値があります。
プレゼント制度にやりがいを感じる
ジャンプアップ賞をモチベーションとして頑張りたい場合はZ会がいいかもしれません。
まとめ
あなたはどちらが良いと思いましたか?
両方とも数多くの成功事例があるのでどちらを選んでも間違いではありません。
どちらを選ぶかで迷った場合、自分がこれならできると思うほうで進められることをオススメします。