学習しても思ったようにTOEICの点数が伸びず焦ることもあります。
「他の人はスコア爆伸びしてるのに自分は伸びてない...」
そして多くの人は継続できずにひっそりと退場し、一部の人は「TOEIC 点数 上がらない」などと検索します。
もちろん伸びないと言っても色々なパターンが考えられますのでケースごとに対処法を提案します。
TOEICの点数は上がらなくなると知っておく
現在950点ですが、点数は自分が意図した通りには伸びてくれません。
停滞したり下がったしたりを繰り返して上がっていきます。
これまでの受験結果まとめ
705点(L380 R325)2018年9月
860点(L445 R415)2018年12月
865点(L425 R440)2019年1月
905点(L460 R445)2019年3月
930点(L480 R450)2019年11月
920点(L495 R425)2020年10月
915点(L475 R440)2021年4月
950点(L480 R470)2021年11月— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 15, 2021
点数が上がらない典型パターン
一時的なスランプ
あるところまでは右肩上がりで行けたりしますが、いったん成長が止まると踊り場状態が続くどころか逆に下がってしまうこともあります。
対処法
ブランクありすぎ
受験の間隔が空きすぎると試験の勘が鈍ってしまい本調子を出すのが難しいことがあります。
試験本番は独特な雰囲気もありますし、そもそも勉強をやったりやらなかったりを繰り返しているとどうしても記憶が薄れたり、反応も鈍くなるので、3歩進んで2歩下がっている感じになります。
対処法
準備(学習時間)不足
一日の学習時間が足りないと結果が出るまでには時間がかかります。とくにスコアが上がれば上がるほど5点上げるのが大変になってきます。
もちろん、はじめたばかりですぐに結果を求めるのも無理な話です。
対処法
基礎力不足
中学英語の範囲がわからないのに高校英語からはじめると当然ですが、基礎が抜けてるので上がりません。
建物を建てるのに2階から作ろうとしているようなものです。
対処法
点数が上がらない時の対処法
①プラス思考で考えるだけ
また受験すればいい
TOEICの点数が上がらないなんてよくある話です。
会場ガチャで外したり、コンディションが悪かったりすると上がらないどころか下がってしまう場合もありますが、TOEICは990点満点なので50点くらいまでの範囲なら誤差と考えたほうが良いでしょう。(100点満点で言えば5点差みたいなものです。)
逆に上がる時も一気に30~50点くらい上がることがあります。近いうちに受験チャンスはあるので早めに頭を切り替えて次に向けた準備をしましょう。
毎回990点を取る人達は多分1200点くらいの実力があるので失敗しても990点になるだけです。
過去のスコアを気にしない
何年も前のTOEICと比較すると今のほうが格段に難易度が高くなっています。何年かぶりにTOEICを受けたらガッツリ下がったという話は少なくありません。
なので仮に5年前のスコアと同じだったとしても実は普通に伸びていると考えることができます。
②とにかくやめない
90%の人は脱落するので継続するだけで上位10%に入れる可能性はグッと高まります。
まず何年も生き残ってるだけでも相当スゴイんです。
連続学習記録をつくろう
どんなに気分が乗らなくても英語から距離を置かないようにすることが大事です。
1日5分だったとしても0分とは大違いです。
一度習慣になってしまえば、24時間以上英語に触れてないと違和感を感じるようになるのでまずはルーティンにすることを目指しましょう。大体3週間くらいやってると自然と英語モードができてくるはずです。
僕はスタサプをやっていたのでアプリ上の連続学習記録を途切れさせないことを目標にしていました。
スタディサプリ(TOEIC)全範囲ついに終了
【やり切るのにかかった時間】
総学習時間:455時間45分
総学習回数:9791回
連続学習日数:270日次は今度新しく登場する「ビジネス英語コース」をやる予定 pic.twitter.com/DnPm18Qr9X
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) May 31, 2019
連続で受験してみる
試験本番は少し独特の雰囲気もあるのでブランクを空けずに受験したほうが勘が鈍らずに済みます。
毎月だとちょっと大変ですが、2ヶ月に1回くらいなら現実的にできるかと思いますね。
もちろん学習せずに受験するのは無意味で時間もお金ももったいないので、連続受験するなら1日2時間レベルでしっかり準備しましょう。
行動計画に落とし込む
継続できないのはあらかじめやることが決まってないことにも原因があります。
具体的な計画(その日やる内容が決まっていること)は大事です。
次の試験日と狙うスコアが決まったら後は逆算した計画に沿って進めるだけです。
なお、行動計画はその目標スコアを一度達成した人に作ってもらったほうが確実です。
なぜかというとまだそのゴールをクリアしていない人の計画は妄想が入っているからです(当然、楽観的すぎたり、間違っていることもあります)。
一方、すでにそのゴールを達成した人は経験をもとに逆算ができます(想像で作るよりは確実性が高くなります)。
ルーティンを守る
TOEICを生活の一部に組み込んでしまったら結果が出るまではその生活を継続することです。
その際、何かの後に英語をやる条件反射的なルーティンを作ると確実にこなせます。
③見栄をはらない
背伸びをしない
難易度が合ってない参考書を使っていたりすると解説を読んでも理解できません。
解説ページのスペースは限られているため、「このレベルの本を使う人なら当然、あの話は常識ですよね?」という前提で書かれているからです。
なのでみんなが使っているからという理由だけで選ぶよりは自分の実力にあったものを使いましょう。
ポイントとしては
- 見た感じ半分くらいはわかること
- 見ため的にやってみたいと思えること
です。
ちなみにアマゾンのレビューは、実力不相応の参考書を選んで文句を書き込んでいる人もいるので鵜呑みにせず、あくまで参考程度に留めるのが良いかと思います。
現実的な目標を立てる
一度教科書を読んだだけですべてを記憶する天才とかよほど時間が余っている暇人は別ですが、TOEICにおいて短期間で300点以上アップするのは非現実的です。
SNSで「250点から900点以上を目指しています」みたいなアカウントも見かけますが、ネタみたいなものなので参考にしないほうが良いでしょう。
凡人だと確実に1000時間以上はかかります。
最終的な目標がかなり高いところにある場合でも、一発で達成するより、ギリギリ達成できる目標を何回かクリアしてたどりつくイメージを持っていたほうが上手くいくはずです。
④やることを絞ってみる
TOEICに集中する
英会話をやってればTOEICの点数が上がるかというとそうでもありません。
英会話が得意でもTOEICで出題される頻出パターンや語彙力がなければ失点しますし、英会話が苦手でもTOEICの出題パターンーや語彙力でカバーできるからです。
両者では求められるものが違うのでどっちをやりたいのかハッキリと決める必要があります。
TOEICならTOEICに集中すべきです。
伸ばしたいPartに集中する
TOEICは何回でも挑戦できます。
全体スコアが下がるのを覚悟で色々試しみるのも悪くないかもしれません。
僕は一度リスニング満点を目指してリスニングばかりやってた期間がありました。結果的に全体スコアが下がりましたが、リスニングでは満点をとることができました。この期間にリスニングを集中的にやってたことで集中期間前よりも高いスコアがとれるようになっています。
それから一度でも満点をとったという経験が「自分は満点とれるんだ」という自己肯定感や精神安定に繋がってます。
このように短期的に見れば、非合理的でも長期的には意味があることもあります。
【最終手段】TOEICをすべての最優先にする
貯金したかったら給料から天引きで定期預金に回すのが良いようにTOEICのスコアを上げたかったら空き時間を天引きするのがベストです。
どうしても一気に上げたい場合は1日に2~3時間以上×3ヶ月を先に確保しましょう。
そのためにはもちろん今やっていることを一時的にやめる必要も出てくるでしょう。家族にも協力してもらう必要があるかもしれません。
仕事をセーブするのは当然のこと、家事、育児、介護等よりもTOEICを優先できる環境づくりからはじめてください。
さらに周りにスコアを宣言し、お金を払ってコーチをつけるなど逃げられない環境を作るまでがセットです。
最後に一言
英語学習の成果は1日では実感しにくいですが、継続してる限り、ミリ単位で積み重なっています。
個人的な感覚では300時間もやれば何かしら手応えがあるはずです。
伸びない期間が来ても「あ、今は伸びない時期なんだな」と俯瞰して見ることができれば、落ち込むこともありません。
焦らずに続けましょう。