「TOEICがこのままだと昇進できない」
「いま転職しても年収ダウンしそう。せめて800点はほしい…」
TOEICスコアをアップするしかない状況におかれているのに策がなく、無力感を感じているなら、パーソナルコーチをつけてみるのは一つの手です。
TOEICコーチングの一例を上げるとスタディサプリやライザップイングリッシュ。
それぞれTOEIC対策に特化したコースがあるのですが、スコアアップが急務となったビジネスマンが殺到しています。
両サービスは価格も内容も比較的違いますが、短期間でTOEICを攻略するという意味では共通する部分もあります。
そこで今回は両サービスの特徴を比べつつ、パターンごとにどっちがいいのかまとめてみます。一緒に確認しましょう。
今回比較するTOEICコーチング
スタサプ
TOEICナンバー1アプリ×コーチング
チャットによって専属コーチのアドバイスを受けながら、カリキュラムに沿って英語学習アプリ利用者No1の『スタディサプリ』を進めていきます。
注力すべきポイントが整理されることで短期間で成果を出す受験者が続出しています。
ライザップイングリッシュ
RIZAPメソッド×TOEICコーチング
目標スコアが決まったら、トレーナーが弱点・課題を分析し、強化すべきポイントに合わせてマンツーマンでサポート。パート別の集中トレーニングによって最短距離での目標達成が可能になります。
点数保証があるから安心してコミットできます。
スタサプ vs ライザップイングリッシュ TOEICコーチングの比較表
スタディサプリ | ライザップイングリッシュ | ||
---|---|---|---|
コース名 | パーソナルコーチプラン | TOEIC® L&R スコアアップコース | |
メインの学習方法 | アプリ中心 | オリジナルテキスト 市販教材 学習管理アプリ |
|
形式 | オンライン | オンライン 通学 |
|
体制 | 専属コーチ:日本人 | 専属トレーナー:日本人 | |
トレーナー変更 | 不可 | 可能 | |
利用者層 | 20-40代中心 | 20-50代 | |
対象レベル | TOEIC500点から860点まで | 500点-900点以上 | |
期間 | 3ヶ月 6ヶ月 | 2ヶ月 3ヶ月 4ヶ月 |
|
1日の学習時間 | 2時間 | 3時間以上 (月100時間) |
|
平均的な成果 | 3ヶ月100点UP | 2ヶ月:50~150点UP 3ヶ月:50~200点UP 4ヶ月:50~250点UP |
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日々のコミュニケーション | アプリ内チャット | LINE (Zoom) |
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定期面談 | 4回 (音声通話) | 週2回 (対面 or Zoom) |
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レッスン | なし | 週2回 | |
IPテスト受験 | あり | ||
点数保証 |
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全額返金保証 |
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アフターフォロー | 12ヶ月アプリ無料クーポン | ||
価格 | 74,800円 / 3ヶ月 107,800円 / 6ヶ月 | 437,800円 / 2ヶ月 580,800円 / 3ヶ月 723,800円 / 4ヶ月 |
以上が両プログラムの簡単な比較になります。
続いて、表だけだとちょっとわかりにくい部分を補足します。
主な教材
スタサプではアプリ以外の教材は使いません。コーチからオススメの教材として勧められることはありますが、あくまでも紹介程度にとどまります。実力チェックのため、定期的にテキストを使って模試を解くことがあり、その際は本番形式ということで紙を使いますが、問題自体はアプリ内にも収録されています。
ライザップイングリッシュではIPテストの結果を分析し、生徒の目標に合わせて使用する市販教材が決まります。カリキュラム決定後、フィードバックを受けながらスケジュールに沿って課題を進めます。
学習形式
スタサプはオンラインでのアドバイスのみなのに対し、ライザップイングリッシュにはレッスンもあります。また、レッスンはスクールでの対面式かオンラインの2つを選ぶことができます。
対象レベル
上記のスコアはあくまで中心ユーザーのレベルです。範囲外の利用者もいます。
ただし、スタサプでは現時点でスコアが860点以上の人に対するサポートは行われていないため、注意が必要です。
IPテスト・保証
価格差を踏まえると、ある意味当然ですが、上記に関するサポートはスタサプよりもライザップイングリッシュが手厚くなっています。
スタサプの特徴
- スマホで完結
- 低価格
- トレーナー変更不可
- 成果保証なし
Good
スマホで完結
市販教材を使うとなると目的ごとに何冊も必要ですがアプリならワンストップなので思った以上に快適です。
電車内やちょっとした休憩タイムなどすきま時間にスマホを取り出して単語や文法の学習をできます。
持ちものが減りますし、前にやっていたところからの再開もスムーズ。
さらにスマホなら音声をより手軽に再生でき、AI学習による苦手部分の重点的学習も可能になります。
その上、動画解説があるので文章だと理解しにくい部分もスッと頭に入ってきやすいです。
低価格
スタサプのパーソナルコーチプランは競合と比較して破格となっており、従来であればコーチングを受けられない層でも利用できるのが画期的です。
毎日のコンビニ通いをやめるだけで利用できます。
Bad
トレーナー変更不可
一度アサインされたトレーナーが最後まで担当します。
成果保証なし
スタサプには返金保証や点数保証がありません。
※ライザップイングリッシュには2つの保証があります。
ライザップイングリッシュの特徴
- RIZAPメソッドで結果にコミット
- 週2回セッションあり
- 2つの保証制度
- 高額料金
- クレジットカード非対応
Good
RIZAPメソッドで結果にコミット
ライザップと言えば、マンツーマン指導のダイエットジムでおなじみですが、そのメソッドはジムだけでなく、ゴルフや料理の分野にも応用されており、短期間で成果を出す人が多くいます。
ライザップイングリッシュなら多くの人に通用するメソッドでTOEIC対策できることを意味します。
週2回セッションあり
ライザップイングリッシュでは面談や確認テスト込のセッションが週2回ペースで行われます。
Zoomによるオンライン受講にも店舗での受講にも対応しており、気分や予定、性格等に合わせて選べます。
2つの保証制度
ライザップイングリッシュには点数保証や全額返金保証があるからより安心してコミットできます。
- 点数保証:50~250点アップ保証
- 全額返金保証:1ヶ月以内
※点数保証は受講期間と現時点のスコアによって異なります(IPテストのスコアで判定)。
Bad
高額料金
マンツーマンサポートや校舎などがある分、費用は比較的高額です。
クレジットカード非対応
高額支払いにも関わらずクレジットカードでの支払いに対応していません。
スタサプに向いているのはこんな人
スタサプで学習したい
スマホで効率的に学習をする点ではスタサプが有利です。
ライザップイングリッシュのシステムはよりアナログな手法が用いられており、非効率な部分もあります。
現時点のスコアが400点~700点くらい
パーソナルコーチプランの実績として紹介されている多くの成功事例が400~700点くらいで利用し始めたケースです。
コーチングは絶対に受けたいが、何十万円も払えない
ライザップイングリッシュにも分割払いがあるとは言え、数十万円のコーチング費用を負担するのはなかなか大変なことです。
それでもスタサプのように10万円以下であれば比較的手が出しやすいのではないでしょうか?
クオリティ面で不安になるかもしれないですが、低価格なのはアプリによる効率化でコストカットに成功している部分も大きいです。
ライザップイングリッシュに向いているのはこんな人
自習室や対面でのサポートも必要
ライザップイングリッシュなら必要に応じてオンラインと通学を選択できます。
自習環境を得つつ、時々、対面でもサポートを受けたいという場合にはライザップイングリッシュのスタイルがあっています。
現時点のスコアが400点~900点
現時点のスコアが点数保証の基準となります。そこから外れると対象外になるため、保証を考えるとレンジ内にいるのが望ましいです。
成果保証をつけてほしい
ライザップイングリッシュには1ヶ月以内の返金保証に加え、点数の保証もあります。保証があるからこそ思い切ってやってみようと思う人もいるでしょう。
アナログな学習方法のほうがしっくりくる
ライザップイングリッシュでも学習管理用のアプリを使うものの、メインは従来型のテキスト中心の学習です。
書籍を使った学習がしっくりくるならスタサプよりもライザップイングリッシュが良いかもしれません。(アプリ学習にも向き不向きがあり、人によってはスマホの小さい画面で疲れやすかったり、トラブルで中断してしまい、学習がはかどらないケースもあります。)
そもそもコーチングって必要?
短期で目標スコア達成を目指すなら間違いなく必要です。
そもそも短期での目標達成のためには欠かせないいくつかの要素があります。
- 正しいプランがあること(地図)
- 遠回りをしないこと(最短ルート)
- 1日あたり数時間レベルの猛勉強をすること(高負荷)
- 想定外への対応(軌道修正)
これはやはり独学だと限界があります。
例えば、現時点で700点の人にとって900点までというのは未知の世界です。ところが、はじめて通る道にも関わらず、ナビを持たずに挑まなければならないということです。
地図を持たずにはじめて訪れる山道で道が2手に分かれていたら、迷子にならない保証はありません。いったん迷子になったら戻るのも大変になりますし、途中で熊に襲われないとも限りません。
コーチングを受けることはこの状況で、その道を歩き慣れた山歩きの達人と一緒に山頂を目指すこととほぼイコールなわけです。
どちらが早く目的地にたどり着けるかは明らかではないでしょうか?
また、誰も見ていない環境で1日に2~3時間以上の学習をサボらず継続できるでしょうか?
ほとんどの人が仕事や家事・育児・学業などとの同時平行を強いられると思います。
1日や2日ならまだしも、あっているかどうかもわからない半信半疑状態で高負荷の学習を数ヶ月続けるのは凡人にはかなり難しいはずです。
3日経つ頃には当初、予定したスケジュールから大幅にズレてきて軌道修正ができなくなります。
そうこうしているうちに「あーでもない」「こーでもない」と言い訳をして、手を動かさなくなる未来は予想できませんか?そうやって何もやらない期間が目標達成を遠ざける一番の要因なのです。
コーチがいれば無理のない修正を繰り返し、持ち直すことができるのです。
一方でコーチングが不要の人もいます
マイペースでやりたい人
「自分のペースで目標を達成できればOK」「別に急いでないけど」という場合にはコーチを付けずに試行錯誤するのも良いでしょう。
数十万円という費用も浮きますし、寄り道もできます。
また、ゆるく進めたいマイペース派にとって1日3時間という学習量はあきらかに限界を超えています。間違いなく耐えられずに挫折してしまう分量です。
メンタル強者
正直、TOEICスコアって途中で挫折さえしなければ(時間をかければ)上がると思っています。もちろんほとんどの人はメンタルが続かないので、それができないんですが。
そういう意味で絶対に諦めない鋼のメンタルの持ち主にはコーチはいりません。
挫折知らずの人
TOEICの学習をはじめて以来、右肩上がりにスコアを伸ばしていて停滞感を感じたことがない人もコーチングを受けるのはまだ早いです。
今のやり方で頭打ちになるまで進めましょう。
そもそも人間うまく行っている時って他人の話を素直に聞けないと思うんですよね。
「これが自分のやり方だ」「これでうまく行ってるんだよ」という変なプライドから反発心を持ってしまいます。
挫折して「このやり方じゃダメなんだ」と思ったときにこそ、他人の話に素直に耳を傾けられるようになりますし、そのアドバイスに感謝できます。
まとめ
両サービスとも多くの成功事例があります。
どちらを選んだとしても間違いではありません。
ただし、直感的にピンとこないものを選んでも続かないので無理はしないようにしてください。
英語学習は継続がカギで嫌々やっても伸びません。
逆に自分がこれならできると納得して進めることができれば必ず結果は出ます。
【追記】迷ったら...
スタサプには無料体験期間があり、1週間以内ならキャンセルできます。また、ライザップイングリッシュは1日だけ体験できる「RIZAP ENGLISH ONE」があります。
今の状況を打開するためにもアクションを起こしてみてはいかがでしょうか?
スタディサプリ(パーソナルコーチプラン)
ライザップイングリッシュ