あなたはのんびりとマイペースで進めながら「TOEICで100点アップしたら良いな」なんて考えていませんか?
- わからない所だらけだし、受験はまだちょっと早いかな
- 平日は忙しいから、土日にまとめて勉強しよう
- 半年後あたりに自信がついてきたら申し込もう
僕自身、以前はそんな考え方でしたが、この調子で100点上げるのってかなり難しいですよ。普通は失敗します。
ズバリ、やめておいたほうがいいです。
もし、あなたが「自分は天才ではない」という自覚があるなら考え方を根本から変えましょう。
一般的な人が結果を出すには時間をかけるくらいしかない
数年間、SNSなどを通してTOEIC受験者を考察してきましたが、TOEICの目標を達成する人はいくつかのパターンに当てはまります。
TOEICの目標を達成する人のパターン
- 毎日英語を使う環境がある
- 職場でTOEICスコアのノルマが求められている
- 毎日長時間勉強できる(最低2時間以上)
- もともと英語が得意(文法と発音にも自信がある)
- 大学生(受験の蓄え+社会人より時間がある)
すべてに当てはまる必要はありませんが、だいたいどこかに当てはまります。
特に英語と無縁の生活をしている人だと「一つも共通点がない」「やっぱり自分には無理かも」なんて思ってしまうような特徴ばかりかもしれません。
ですが、真似できるところもあります。時間です。
というかむしろ可能性が残されているのは時間くらいしかないとも言えるでしょう。
にも関わらず、1年前とスコアが変わってない人は真逆の思考をしています
早く結果が出ない人のパターン
ダメな人は期限も目標スコアも決めず、ダラダラとTOEICと関係ないことまで学習しています。
逆に早く結果を出す人は3ヶ月後の目標スコアを決め、そこに向かってなりふり構わず全速力で学習しています。
このようにシンプルに真逆なんです。
僕はもともと典型的な負け組の思考でしたが、「これを何回繰り返したところで結果が出ることはないな」と気づいてから、考え方を改めました。
そして、成功者の思考法に変えたことで圧倒的に高速で目的を達成できました。
敗者と勝者の違いはズバリ覚悟です
敗者になってしまうパターン
覚悟が決まってない(無期限かつ目標スコアなし) ⇒ やるべきことがいつまでも明確にならない ⇒ パワーが分散して結果が出せない
気づいたら勝者になっているパターン
覚悟(期限と目標スコア)が決まる ⇒ やるべきことがあきらかになり集中できる ⇒ 余計なことをせずに結果がついてくる
TOEICは短期集中で早く結果を出さないとダメです
理由①:目標が長期的すぎると気持ち的に続かなくなってくる
長期の目標を立てることが絶対に悪いとは言い切れませんが、TOEICのようなテスト関係には向かない考えなんですよね。
長引けば長引くほどモチベーションの維持は難しくなり、記憶力という面でも辛くなってきます。
「いつまで頑張ればいいんだ?」と自問自答して、最後は自滅に近づきます。
TOEICの学習って刺激的なわけではなくて、どちらかというとかなり地味で単調なものです。
同じことの繰り返しに感じるので、楽しくないと感じる人もいると思います。
僕自身が半年で700点から900点に持っていった時の経験を紹介させていただくと、最後のほうはTOEIC対策を再開した時よりも学習時間がビミョーに減っていました。
(総学習時間)200時間達成まで102日
総学習時間200時間は102日で達成
3ヶ月限定のつもりだったから集中できたけど、本番が終わるとやっぱり少しペースは落ちるね#TOEIC pic.twitter.com/4Oy4KicRjn
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 16, 2018
(総学習時間)400時間達成まで214日
スタサプ開始から400時間経過
目標を達成したので別にやらなくてもいいけど、完全に習慣化してしまいやめるにやめられなくなっている#TOEIC pic.twitter.com/UniAmcglFP
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) April 5, 2019
↑一応、1日2時間ペースといえるレベルにはなってますが、後半になるとやや勢いが落ちてしまっていますね。
手を緩めたつもりはないですが、それでも長期間に渡って気持ちをキープする難しさがわかります。
理由②:なにか誘惑があった時に断れない
いつでもいいかと思っていると他の人からの付き合いや自分の趣味を優先してしまいます。
当然の結果として目標達成からは遠のきますね。
期限を決めておくと他人からの誘いも断りやすいですし、周りにも宣言しておくとあまり誘いもこなくなります。
趣味だって数ヶ月ならやらなくたって、案外どうにかなるものです。
しばらく禁欲的な生活を継続していると、人間関係も趣味のスキルなどにも悪い影響があるかもしれませんが、短期であれば、解放されるために頑張れると思いますよ。
理由③:早く結果が出ないと勉強法を疑い始めることになりかねない
理論上はコツコツやっていれば必ず成長しますが、ゆっくりやっているとその分成長も遅くなります。
そうなると、いざ本番を受けた時に前回のスコアから変化しない可能性もあるわけです。
英語学習って「一時的に成長が停滞する時期」があるみたいなんですよね。
例えば、僕の場合、860点を取った後のTOEICで865点だったんですが、今思えば、これは停滞期だったからだと思っています。
2018年12月9日
TOEICの結果出た!
3ヶ月で900点台の挑戦には失敗したけど、予想通り800点台後半は行ったよ
705点→(200時間)→860点
パーソナルコーチをつけて200時間で155点UP#スタディサプリ#TOEIC#パーソナルコーチ pic.twitter.com/GNioPBhPBM
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) December 28, 2018
2019年1月13日
【TOEICの結果】
705点→(200時間)→860点→(70時間)→ 865点
残念、UPしたのは5点
リーディング対策に重点を置きすぎた結果、リスニングが下がってしまった...
L < Rになったのはじめて#スタディサプリ#TOEIC#パーソナルコーチ pic.twitter.com/enmL3swU6G
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) February 4, 2019
で、この停滞期は不安になるので、色々と他の方法が気になったりもするんですよ。
僕自身、ちょっと不安になり、TOEIC900点を取るためにスタディサプリ以外の方法はないか探したりもしました。
せっかく正しくやっていても、結果が出ずに半年くらい経つと新しいモノに手を出したくなるから危険です。
だからこそ、まずは短期集中で結果を出すことに集中したほうが良いんです。
理由④:記憶への定着率が全然違う
TOEICに出るボキャブラリーが不足している段階なら、単語やイディオムなどは最優先の課題ですが、これらは短期で片付けてしまうほうが良いんですよ。
基本的に、1回目の学習から間を開けずに短期間で復習を繰り返したほうが早く覚えられます。
復習の間隔は記憶が定着するにつれて、徐々に開けることができますが、効率的に覚えるなら短期集中のほうが得なんですね。
長期でダラダラやるよりもトータルで学習する時間を減らせます。
ここで、ちょっと残念な現実をお伝えしておきますが、どんなに頑張っても一部は忘れていきます。
僕は100日ぐらい経ったときに同じところを見直してみたら、忘れている箇所がありました。
久々にTOEICの英文法を見直したら関係代名詞の問題を間違えた
原因は自動詞と思ったら他動詞だった系
データによると同じ問題を解いたのは約100日前
やっぱり使わないと忘れる
このままだと何回もやり直しのループに巻き込まれるだけだ
そろそろ英語を「覚える」から「使う」にシフトしよう
— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) June 18, 2019
英文法だけじゃなくてボキャブラリーも原則的に同じですね。
どうせ忘れるなら、記憶が新鮮なうちにTOEICを受けて自己最高を更新しちゃったほうが賢い気がします。
理由⑤:目標達成するまでに多くの受験料がかかってしまう
なかなか結果がついてこなくて、仮に10回受験するとしたら費用はどうなりますか?
受験料+交通費で6,000円かかる場合
6,000円 × 10回 = 60,000円
ちょっと無視できないですよね。
それに知っていますか?
TOEICは受験料の値上げが発表されましたよ。だいたい10%UPだそうです。
TOEIC受験料が値上げ
【要因】
・テスト資材の運搬費
・テスト制作費
・人件費
・個人情報保護対応に伴うさらなるセキュリティ強化によるITコストhttps://t.co/Xx5QMfQVTM— KY_ENGLISH|TOEIC950+リスニング満点攻略済 (@ky_english) July 11, 2019
一刻も早く目標をクリアしてしまわないと損じゃないでしょうか。
理由⑥:そもそもTOEICを受験することのハードルが上がっている
TOEICは当面の間、抽選制での受験を採用したため、受けたくても受けることができなくなりました。
受験希望者はオンラインで申し込み、当選者のみが受験できる形式です。
倍率はかなり高くなっており、受験を希望しても何ヶ月も受験できない可能性もあります。
「完璧な準備ができたら受験しよう」なんて悠長なことを言っていたらTOEICで目標をクリアするのはいつまで経っても無理そうですね。
TOEICで結果が出せない考え方
お伝えするべきことはすでに書き終わったので、ここからはおまけの話になります。
時間のある場合だけお付き合いください。
自分のためだけにがんばってる
早速ですが、何かというと、TOEICで結果を出せない人は自分のためにがんばってるのかもしれないということです。
これだと結果を出すのはけっこう難しいです。
それこそ10%くらいでOKなので他人のために頑張ってみるのもありですよ。
例えば、自分のやり方を人に解説するつもりで学習すれば、わからないところを放置しなくなります。
また、僕の場合、30代半ばでもできることをブログ読者やフォロワーに証明するつもりでやりました。
このように自分のためだけに頑張るのをやめてみると、もう少し結果への覚悟が高まるようになるんです。
学習量だけで勝負しようとしている
学習が足りないと結果は出せませんが、やることを広げすぎるほど成功は遠のきます。
特に社会人は時間がないので使う教材は絞っていかないと間に合いません。
よくTOEICの参考書にやたら詳しい人がいますが、けっこう危険ですよ。
いろんなダイエットを試してどれもうまくいっていない人に近いからです。
結果が出ていない時ほど、自分の参考書のせいにしがちなのでできれば、教材を紹介しているブログはみないほうがいいですね。
結果が出せるのは実はかなりシンプルなやり方なんです。
最後に
まずは覚悟(期限と目標スコア)を決めましょう。
覚悟が決まればやるべきことがハッキリして集中できます。
自分ではどうしてもやるべきことがわからない場合、TOEICの計画を立てるプロに相談するのも手です。
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