TOEICのリスニングで停滞している人をけっこう見かけますが、リスニングのほうがスコアは上げやすいですよ。
もちろん、現時点の英語レベルによっても異なるものの、コツをつかめば比較的短期で結果が出ます。
何をやっていいのかわからなくなっている人向けに、やるべき基本的な確認事項を紹介します。
【実績】リスニングでは満点をとったことがあります
読む価値があるの?と思われてしまいそうなので軽く実績を紹介します。
最近のスコア
結果を今確認した
合計点は下がってしまったが、はじめてリスニングで満点をとれた
もともとリスニング満点を目標としていたため、有言実行ができてうれしい
自己肯定感アップ pic.twitter.com/wLUp2iUfDR
— KY_ENGLISH@TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) November 9, 2020
このように一応リスニングは満点とれます。
今回紹介する内容で継続的に練習しただけでここまで到達しました。
#スタディサプリ をはじめてからの #TOEIC のスコアを改めてまとめてみた
705点(L380 R325)2018年9月
860点(L445 R415)2018年12月
865点(L425 R440)2019年1月
905点(L460 R445)2019年3月
930点(L480 R450)2019年11月
920点(L495 R425)2020年10月— KY_ENGLISH@TOEIC900+リスニング満点攻略済 (@ky_english) November 9, 2020
一部の天才を除き、凡人はいっぺんに多くのことやろうとしてもできません。
けっこう頑張っても結果が出ない人って、色々やりすぎてパワーが分散してしまっている気がします。
それよりも極めて重要なポイントだけに絞って集中したほうがうまくいきますよ。
リスニングで得点する上で不可欠な要素
以下の要素を練習にうまく落とし込みつつ、取り組んで行けば、必然的に上向きます。
リスニングにおいて特に重要なこと
- 出題傾向を把握し慣れること
- TOEIC用のボキャブラリー対策
- 先読み
- コンディション調整
リスニングで苦戦している人を頻繁に見かけます
リスニングがホントに弱くて何すればいいか全然わからん#英語勉強 #TOEIC
— 将@英語勉強 (@sho_eigo8) October 12, 2020
2年ぶりくらいにTOEICの過去問といた
普通に仕事があるのでlisteningだけ。
77/100でした。点数にするなら330-420ってまずくないですか😱😱😱Listeningは安定して取れるようになりたいところ…— あんず@TOEIC勉強垢(11.15) (@AiriTOEIC11151) October 13, 2020
リスニングの点が上がらない人が必ずやるべき準備
出題傾向を知っておく
何回か受験してればわかるとは思いますが、TOEICは各Partの問題数や出題形式が毎回決まっています。
前もって準備できるからこそ、出題傾向を把握しているのといないのでは結果には雲泥の差が出ます。
例えば、簡単な問題ができないのに難しい問題をやろうとしてもダメですが、出題傾向がわかっていないと間違った優先順位で手を付けてしまいスコアが伸びません。
Part1(描写問題)
写真の内容を正しく表している選択肢を選ぶ問題です。
全部で6問出題されます。
難易度で言えば一番低いのでリスニングが上がらないなら、まずはここから攻略しましょう。
Part2(応答問題)
流れてくる英文に対して適切な返しをしている選択肢を選ぶ問題です。
全部で25問出題されます。
満点をとるのは難しいものの、文章の短さ的にはPart1の次に取り組むべき箇所です。
注意すべきポイント
- しばらく休みなく続くせいで不意に集中力を切らしがちなところ
- (疑問詞が使われているケースなど)出だしを聞き逃すとわからないパターンあり
- 似た音によるひっかけ問題
ちなみに音が似ている英単語が選択肢が含まれているひっかけのパターンが多いですが、その選択肢は正解になりにくいため迷ったら選ばないほうが良かったりします。
Part3(会話問題)
2人か3人による会話文が流れた後に会話の内容について適切な選択肢を選ぶ問題です。
13個の長文が出題されます。
よく出るパターン
- 受付やスタッフとの会話(クリニック,レストラン,ホテル,モール)
- 社内での会話(同僚同士,上司と部下など)
- スケジュール変更
後ほど改めて触れますが、先読みがポイントになってきます。
Part4(説明文問題)
一人喋りが流れた後にその内容について適切な選択肢を選ぶ問題です。
10個の長文が出題されます。
会話のキャッチボールがない分、ひょっとするとPart3の会話よりもやりやすいかもしれません。
よく出るパターン
- 留守番電話
- プレゼン
- 放送(ラジオ,店内)
- 広告
- ツアーガイド
次のパラグラフで触れますが、先読みがポイントになってきます。
先読み
中級レベルになってからは先読みが必要になります。
主にPart3とPart4を解く上での話です。
※Part1とPart2で停滞している場合は、今はまだ、あまり気にしないでください。それらがもうちょっとできるようになってからの挑戦でも間に合います。
先読みとは?
そもそも先読みって何なのかというところから書きます。
先読みはズバリ会話文が流れる前に質問文を読んでおくということです。
Part3とPart4はある程度の長文を聞いた後に質問文が3つ流れます。
ところが、この質問文のペースに合わせていると13秒間の間に4つの選択肢に目を通すことになりほぼ無理ゲー状態。
ほとんどの受験者は回答を選ぶ時間が足りなくなってしまうため、やむを得ず先読みをする必要があるわけです。
先読のタイミング
続いて、いつ先読みするかについてですが、これはリスニングが始まった直後になります。
試験が始まるとまずはしばらくPart1の解き方の音声解説が流れますが、これを無視して先読みするのが攻略法です。
Part1の音声解説が流れている間にPart3の1問目の質問文と図表問題の図に目を通しましょう。
予めあたりを付けておくことでいきなり会話文を聞いたときよりも予測が立てやすくなります。
なお、回答の選択肢までは読まなくてもOKです。
音読で語彙力アップ
一度、解いたリスニング問題は何度も音声素材を使ってスラスラ言えるようになるまで声に出して練習するようにします。
イメージとしてはカラオケです。
繰り返し練習しているうちに気づいたら英文を覚えているようなのが理想です。
好きな曲って歌詞を見なくても歌えるようになりますが、好きな英文も意外と空で覚えることができます。
これをやり続けることによってリスニングで必要なボキャブラリーやイディオムの弱点は徐々になくなっていくはずです。
※トレーニング時には必ずTOEICのリスニング素材を使いましょう。英語なら何でもいいと思っている人がたまにいますが、TOEICのリスニングが目的なら今は海外ドラマのこととかは忘れてください。ゴールからの逆算は思っているより遥かに重要です。
シャドーイングの添削サービスもあるようです
シャドテン
という有料サービスを使えば、英語のプロに毎日音声を添削してもらうことができます(無料体験期間は7日間)。
個人的に試したことはないですが、一部のリスニングが超絶苦手な人にとっては役立つと思ったので紹介しておきます。
毎日やる
英語学習はある意味、スポーツと似た部分があります。
英語を聞かない日を作るとすぐになまってしまい、サボり癖も出てしまいます。
多分1日くらい休んでも極端に低下することはないですが、やらない日を一日でもつくると再開する時に必要なパワーが余分に増える感じです(自転車で一時停止するイメージ)。
絶対ムリだと感じるかもしれませんが、続けるコツがあります。
生活の中にうまく落とし込むためにはすでにルーティン化している何かとセットで行うと良いですよ。
例えば、「起きてすぐ単語アプリを開く」だと起きるとセットで単語帳を必ず開くことになります。毎日、起きない人はいないので必ず成功できます。
あるいは、「入浴中やウォーキング中にリスニング問題を聞く」なども良いかもしれません。実際にやるかは別としてこれだと風呂に入りつつorウォーキングしつつ学べるので学習時間を新たに設けなくてもOKです。
過去の話ですが、僕はTOEIC試験が終わってから一度完全休養した結果、1年間一切何もやりませんでした。
ところが、毎日やるルールにしてから2年以上経過してますが、英語を休んだ日はありません。
生活リズムにも多少気を使う
頭がボーッとしている時と冴えている時ではけっこう得点率が変わってきます。
できるだけ健康な生活を維持し、試験時間には頭がしっかり動くようにコンディションを調整したほうがうまくいくはずです。
この点もスポーツと似ていますね。
間違っている方法
優先順位の間違い
短文がおぼつかないのにPart3とPart4を頑張っても無駄です。
なぜかというと、Part3も4も結局は短文がいくつか並んで長文になっているからです。
具体的には、まず短文(Part1とPart2)の正答率を高くすることを優先しましょう。
それだけでもリスニングは上がります。
Part3とPart4に進むのは、Part1とPart2が今よりもとれるようになってからでもいいと思いますよ。
無理に倍速
わからない英文を高速で聞いたところでわかるようにはなりません。
このあたりを勘違いして何回も聞けばわかるようになると思うのは間違っています。
わかる英文を高速で聞くならOKですが、リーディングと違って早く聞けるのが有利ってわけでもないので、そこまで高速にこだわる必要はないですよ。
(リーディングは制限時間がある関係上、読めるペースが早いほうが有利です。)
スクリプトを読んでもわからない箇所を放置
リスニングで聞き取れなかった問題があった時、スクリプトを見直すのはもちろん必須ですが、わからないからと言って放置するのは避けましょう。
放置してしまうといつまでも類似の箇所でつまづくので点数が一向に上がっていきません。
数をこなそうとする
「質より量だ」とか言ってとにかく大量にやっても成長は頭打ちになります。
量はそこまで多くなくても確実にできる問題を増やすことのほうが点数アップには繋がります。
TOEICリスニングの準備にはスタサプが向いている
今回、紹介した内容はスタディサプリを使っておけば、だいたい抜けがなくなります。
というのも、出題傾向の話も先読みの話もぶっちゃけスタサプの「パーフェクト講義」で言われていることだからです。
参考パーフェクト講義をやればTOEIC頻出パターンと攻略法が丸わかりになる
さらに具体的な話も動画で包み隠さずに語られてますのでちょっと覗いてみてはいかがでしょうか?
動画を見るだけでもヒントになるはずです(パーフェクト講義の動画は通しで見ても恐らく1時間かかりません)。
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